神経質礼賛 322.携帯メール中毒
子供たちが高校に入る前に携帯電話を買い与えた。中学時代、携帯電話と持っていないのはウチの子だけで、ガマンさせていたのだが、高校ともなるとそうはいかない。懸念したとおり、携帯が手放せず暇さえあれば画面を開いてはメールをするようになってしまった。ただし、夜11時30分になったら、居間の所定の場所に置いて充電し深夜は使わない、というルールを決め、それを守らせているので一応の歯止めにはなっている。
近頃は小学生、中学生でも携帯メール中毒になり、深夜までメールしているのが問題になっているようだ。一頃は携帯の使用料金がかかりすぎることが話題になったが、パケット定額料金が普及して、その問題はなくなった反面、縛りがない分いくらでもメールすることになってしまう。一日に同じ子と百回くらいメールする子もいるそうだ。ほとんど「チャット」状態である。「即レス」といってメールを受けたらすぐに返事を出すことが親しさのバロメーターみたいなことになっているので、嫌だと思ってもそれに縛られてしまうらしい。そうなると携帯電話を肌身離さず持っていて、メールが来るのを待ち構えて「即レス」しなくてはならない。メールの返事が来ないと「シカトされたのではないか」と不安になる。これでは疲れてしまうだろう。自分がやりたいこともできなくなる。携帯メール中毒は一種の嗜癖とも強迫行為とも考えることができよう。今の子供たちは他の子たちにどう思われているかを極端に気にする傾向がある。これは新たなタイプの神経症なのかもしれない。
学校の連絡網など緊急性のあるメールにはすぐ反応する必要があるが、そうでない場合は一日一回まとめて返事をすればよいはずである。あわてて不用意なことを書いてしまうリスクも少ないだろう。親子の間で携帯メールの利用法について話し合ってルールを決めた方がよいように思う。そして、他の子の思惑は気にはなってもメールチェックはほどほどにして、勉強なり趣味なりその時その時やるべきことをやっていくようにした方がよい。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

最近のコメント