神経質礼賛 524.ドライヤーからの発火
TVのニュース番組で、電化製品からの発火事故が最も多いのはドライヤーだという話をしていた。電気ストーブやドライヤーなどの電熱器具は消費電力が大きく、電源コードに流れる電流が大きいため熱を持ちやすい。それに機器自体が発する熱も受けるのでコードが劣化しやすい。特に、ドライヤーの場合、使い終わってコードをクルクル本体に巻きつけて片付ける人が多いのだが、これがコード内部の撚り合わせた細い銅線の束が少しずつ断線していく原因となるのだそうである。一部が断線するとその部位の電気抵抗が高くなり、より発熱するという悪循環が起ってついには発火という事態に至る。安全なしまい方は、ドライヤーを置いて、その周囲にゆるくグルグルとコードを置くというやり方だそうである。
私の妻は電化製品のコード類が大嫌いで、ドライヤーに「じゃまな」コードを力いっぱい巻きつけてしまう習性がある。いつもは私が何を言っても聞かない人だが、火事の危険と聞くと、「これからは巻きつけるのをやめる」と宣言していた。ドライヤーは無人状態で使うことはないので、火事になる危険性は低いものの、顔に近いところで使うだけに、発火による火傷の心配がある。
発火するのは電熱関係の器具だけではない。消費電力の少ない電化製品であっても長年プラグをコンセントに挿しっ放しにしていると、コンセントとプラグの間にホコリがたまって湿気により電流が流れて漏電→炭化→発火となること(トラッキング現象)もあるので、すべての電化製品は注意が必要だ。大掃除の時にでも一度プラグを抜いて乾いた布で拭いておくと安心である。予期しない発火事故を防ぐには神経質にするにこしたことはない。


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