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2006年3月22日 (水)

神経質礼賛 39.mandy氏の森田的自転車療法

 前回紹介した財団スタッフの中でM代さん・・・ペンネームmandy氏についての話である。mandy氏も、かつては神経症に苦しみ、森田療法に救われた一人である。現在は財団スタッフであると同時に、生活の発見会の幹部として、症状の真っ只中にあって苦闘している後輩たちを強力にサポートしている。「生活の発見」誌には、彼のおかげで「症状」のトンネルから抜け出せた人たちの体験記が次々と寄せられている(生活の発見 第49巻・第8p.30-36,第49巻・第10p.8-15,第49巻・第11p.2-8,第50巻・第1p.22-28)。中には後輩同士で結婚したカップルもあるとのことである。mandy氏は大都会の中で自転車通勤をされており、休日には発見会の後輩たちを誘って自転車でツーリングに出かける。これは「森田的自転車療法」とでも言えるであろう。森田療法の作業と同様、「症状」にばかり向いていた注意が外に向くことになる。何しろ、自転車の運転は四方八方に気を配らなければできないことである。症状を気にしているヒマなどない。少しずつペダルをこぎ続けることで、山を越え、谷を越え、思いがけない距離を走ることができ、達成感が得られ、自信にもつながる。神経質人間は孤立しがちだが、坂道でへこたれそうになった時の先輩や仲間からの励ましに支えられ、今度は自分が後輩を励ますようになり、「自分ばかりが」という差別観が平等観に変化してくる。そして目的地でくつろぎながらの会話、行ってきてからの会話もはずみ、集団精神療法としての効果が大いにあらわれるというものである。森田的自転車療法のますますの発展を期待したい。

彼のポケットの中にある秘密兵器PDAには森田正馬全集が全部入っているという。長年コツコツとワープロやパソコンで入力し続けたのだそうである。森田療法研究者にとっては垂涎の的である。この根気には完全に脱帽である。

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