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2006年3月10日 (金)

神経質礼賛 30.掃除のススメ

 前回は掃除の問題を取り上げたが、平成171024日読売新聞(朝刊)の記事にこんなことが載っていた。教育ルネサンスというコラムであるが、群馬県富岡市の小中学校では、「自問清掃」といって、教師が生徒を指図せず、生徒たちが自主的に校内の掃除をしているという。トイレ掃除も自分たちで行なっている。その結果、生徒の自発性の向上が見られるようになった、とのことである。以前にも、どこだったか忘れたが、外人が校長先生をしている私立の学校で、生徒たちがトイレ掃除をしていて、教育上効果がある、というような記事を別の新聞か雑誌で読んだことがあるが、複数の公立学校で一斉に行なっているという話は初めて聞いた。

 また、ある医療関係の雑誌で見かけた記事であるが、患者さんの入りが悪く経営状態が悪い医院の院長が有名なコンサルタントに相談したところ、院長が朝一番に出勤して自分で医院のトイレ掃除をしなさい、とアドバイスされた。言われたままそれを実行していたら、職員全体の士気が上がり、いつの間にか患者さんが待合室にあふれるようになった、ということである。

 最初からトイレ掃除が好きな人はいないだろう。特に、神経質人間は、「いやな事を、いやでなくしておいて、それから手を出そうとするのが、神経質の通弊でありずるいところである(森田正馬全集第5p.409)」と森田先生も言われたような傾向があり、トイレ掃除にはなかなか手が出ない。「何で自分がこんなことをやらなきゃならないんだ」という思いが浮かぶだろう。今は水洗トイレが普通であるが、昔は汲み取り便所であったから、掃除どころか、屎尿を汲み取って、畑に撒きに行く必要があり、森田先生は自ら肥担ぎをして患者さんにお手本を示されていた。仕事は、必要だからやるのであって、好きとか嫌いとかは問題ではないということなのである。

 私も、トイレの汚れが気になったり、風呂の排水口の臭いが気になったりすると、トイレ掃除や排水口掃除に、仕方なしに手を出す。もちろん気持ちがいいものではない。やっつけ仕事ではある。しかし、終わった時の爽快感は格別である。それに、やっているうちに自分の思い上がりが薄れ、謙虚な気持ちになってくるものだ。一石二鳥どころか三鳥の効果がある。ぜひ一度お試しあれ。

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