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2006年3月24日 (金)

神経質礼賛 41.耐震強度偽装問題(その2)

 耐震強度偽装問題で渦中の一級建築士は免許取り消し処分となった。巷では頭髪も偽装で、カツラではないか、とそちらの方が話題になっている。私も同じ年齢だが、そろそろ額が後退し始め、白髪だらけになってきていて、あのようにフサフサした髪は不自然に思える。それはともかく、新聞報道によれば、かつての上司の話が載っていて、たたき上げの苦労人で努力に努力を重ねて一級建築士になった人だという。その人がどうしてこんなことになってしまったのか。地震に弱い建物を作れば、一度に多くの人命や財産が失われる。それを承知で設計するのであれば、大量殺人に近い行為である。

 問題は、この元建築士個人だけではない。コストダウンのため、建設会社や販売会社が建築士に圧力をかけていたとか、都道府県のチェックもいいかげんで見逃していたとか、問題の根は深い。建設業界以外でも、数多くの食品偽装事件が明るみに出ていることを見れば、「偽装」大国ニッポンである。

 特にバブル以降、目先の金を得るためには手段を選ばないのが普通になってしまったのではないか。老舗の誇り・看板の重みもない。かつて日本人の美徳でもあった「恥」の意識などゼロである。マネーゲームで隙を突いて儲けた者が勝ちである。グローバルスタンダードならぬアメリカンスタンダードで義務を果たさず権利だけを声高に主張するおかしな社会になってきた。犯罪も凶悪化の一途をたどっている。何の落ち度もない人を残虐な方法で殺しておきながら自分の人権ばかり主張する人非人ども、それを助長する司法関係者。「人権尊重」とやらで死刑を免れて、数年後に無期懲役から仮出所した人非人どもが再び殺人を犯して、善良な市民の命が失われても、誰も責任を取らないのはおかしな話である。善良な市民の人権よりも、人非人の人権が最優先されているのが現状である。私が子供の頃、TVの時代劇は勧善懲悪だったし、子供向けアニメも正義の味方が主人公であり、「卑怯者」と呼ばれることを誰もが一番恐れた。今のTVドラマでは、残虐な殺人・暴力シーンや不倫ネタが売り物である。視聴率が上がりさえすればよい、という「市場原理」によるものであろう。「土人や低級の人間は、強い刺激性のもの、あくどいものを好むのが常」(白揚社:森田正馬全集第7巻,恋愛の心理,p.107)であり、ずいぶん、民度の低い国に成り果てたものだ。

 話を戻して、問題の元建築士も、かつては高い志を持っていたのだろうが、昨今の社会風潮の中で、自分の良心も偽装してしまったのだろうか。人一倍「恥」を恐れる対人恐怖や、罪業恐怖・過失恐怖の神経質ではこういうことはありえない。

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