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2006年4月17日 (月)

神経質礼賛 56.薬の中のカフェイン

 前回はコーヒーやお茶のカフェインの話題だったが、今回は、薬の中のカフェインについて述べる。

 時々、若い女性で、頭痛薬や風邪薬を常用している人にお目にかかる。本来は頭痛・生理痛や風邪症状の時に服用するものであるが、薬が切れると調子が悪いといって常用してしまうのである。こういった人はカフェイン依存あるいはカフェイン中毒の可能性がある。

 医療機関でよく処方される風邪薬では古くからあるPL顆粒(塩野義)で1回服用分1g中に60mgのカフェインが含まれる。同様にSG顆粒(塩野義)では50mg、PG顆粒(大鵬)では30mgである。風邪症状の一つである頭痛を緩和するとともに、鼻水を抑制するために含まれている抗ヒスタミン剤による眠気を改善する目的でカフェインが含まれている。市販の風邪薬も同様である。一頃、若者の間で市販の風邪薬を大量に飲むという乱用が流行したが、これはカフェイン大量摂取によるカフェイン中毒を起こすものであり、また、他の成分の過量摂取による肝機能障害などの危険性がある。

 片頭痛治療薬にも補助成分としてカフェインが含まれているものがあり、カフェルゴット(ノバルティス)は1錠中100mg、ヘクト・M(杏林)では1回服用量の2錠中50mgのカフェインを含んでいる。いずれも1回の最大服用量はこの2倍である。

 通常の頭痛薬では、以前は有名なセデスG(一回服用分にカフェイン50mg含む)があり、常用している女性看護師さんによく処方箋を書かされたものだが、これは製造中止になった。市販の頭痛薬もカフェインを含んでいる。

カフェイン摂取量が250mgを超えるとカフェイン中毒のレベルであり、不眠・不安・めまいなどが起こる可能性がある。

 カフェインの過剰摂取は、不眠をきたす以外にも、パニック発作の誘因となる可能性があるので、神経症性不眠や不安神経症の方は特に気をつけたほうが良い。

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