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2006年4月21日 (金)

神経質礼賛 57.ビタミン剤

 薬の相互作用が問題となることがあるため、外来の患者さんには、普段服用している薬を尋ねる。すると、ビタミン剤を買って飲んでいる人は少なくない。一頃の「ビタミンCをたくさん摂ると風邪をひかない」「ビタミンAやCを多く摂ればガンにならない」などといったビタミン信仰は薄れてきたが、それでもまだビタミン剤は根強く売れているようである。神経質な人では、時々、ビタミン剤マニアのような人にもお目にかかる。

 主なビタミンには大きく分けて、脂溶性のビタミンA・D・Eと水溶性のビタミンB・Cがある。疲労回復をうたった代表薬アリナミンの主成分はビタミンB1である。ビタミンB11日の必要量は1mgといわれており、25mg錠を3回も飲む意味はなく、余分な水溶性ビタミンは尿中に排泄されてしまうため、効果は疑問である。ビタミンB1が欠乏すると脚気となるが、普通に食事をしている限り、ビタミンB1不足となることはまずない。若者がカップ麺ばかり食べていると栄養失調になる、などと問題視されたこともあったが、最近のカップ麺は、そこそこビタミンB群も摂れて塩分も以前より少なくなっており、意外と健康食になってきている。ビタミンCは食品の酸化防止剤として使われていたりペットボトル飲料にも添加されていたりするため、野菜や果物以外のルートで知らずに摂取していることも多く、これまた不足する心配は少ない。水溶性ビタミンは過剰となる心配はないが、脂溶性のビタミンAを薬で摂りすぎると体内に蓄積してしまい、副作用も起こりうるので注意が必要である。

 通常の生活をしていれば、骨粗鬆症の人が服用するビタミンD剤以外は必要となるケースはまずないであろう。

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