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2006年5月26日 (金)

神経質礼賛 68.キャリーバッグの恐怖

 この頃、駅周辺でキャスター(車輪)付バッグを引きずりながら歩いている人をよく見かけるようになった。新幹線のデッキには鞄メーカーのキャスター付バッグの広告が貼られている。確かに海外旅行などの長旅では大きなバッグにキャスターは必要であろうが、最近では通常の手提げバッグ程度の大きさなのにキャスターと長い取手が付いたキャリーバッグと称するものが流行しているようである。しかし、混雑した通路では他の通行人の足に当たることはよくあるし、エスカレーターでは乗り降りの際、ワンテンポ遅くなるため、下手をすると将棋倒し事故の誘因にもなりかねない。点字ブロックの上を通るときのガラガラ音も耳障りであるし、これでは、点字ブロックが傷みそうである。本人は横着ができて便利だろうが、周囲には実に迷惑なものである。

 エスカレーターでの危険性は以前から気になっていたが、先日、東京駅の昇りエスカレーターでこんなことがあった。私の前にいた女性がキャリーバッグの長い取手から手を離したところ、倒れて落ちてきたのだ。運動神経が鈍い私だが、危ないなーと思って、2段、間をあけていたのと、気になって注意していたので、落ちてきたバッグをかわすことができた。全く神経質が幸いした。

 私が担当している外来患者さんで、「物が落ちてくるのでは・倒れてくるのでは」と心配で仕方がない強迫神経症(強迫性障害)の人がいる。この人は、置いてあるテレビまでもが、地震か何かの拍子に飛んできて自分に当たるのではないかと心配で、外出しても看板が倒れてきそうで外出できず、とうとう仕事もできなくなってしまった。今では、薬と森田療法的アプローチで良くなり、復職している。ここまで心配になるようでは困るが、街を歩いていると、青信号でも無謀運転の車が突っ込んでくることだってあるし、突風で看板が倒れてくることもある。身を守るためには神経質な方が良い。キャリーバッグも要警戒である。

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