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2006年6月 2日 (金)

神経質礼賛 71.血液型と神経質

 従来から血液型と性格との関連がいろいろと言われていて、例えば血液型がA型の人は神経質な性格が多いなどとされているが、今のところ医学的には血液型と性格の関連はないことになっている。血液型と性格との関連についての議論は日本だけであり、大正時代からすでに研究発表があった。東京女子高等師範学校の古川竹二教授による研究が昭和初期に発表されて注目されるようになった。森田先生の著書にも出てくるくらいである。昭和1111月、人文書院発行の「健康と変質と精神異常」に森田先生が書かれた部分を引用すると、

 古川文学士の「血液型と氣質」の研究は、今は大分、長い年月を経て、最近は之に対して、多くの価値を認めず、両者の間に、一定の関係を認めない・という学者も出るようになッた。根が抽象的分類であるから、一歩誤れば、無意味の研究になり易い・といふ事を忘れてはならない(古閑「氣質と性格の研究」『応用心理』第二巻・第三号参照)。

 更に此の血液型と・スポーツ・軍人・大学生・優等生・耳鼻科疾病・禿頭と白髪等との関係を研究するに至りては、之を瓢箪や・印籠を集める人に相当する処の・学問的道楽と思へばよからうと思ふ。もし一歩脱線して、縁談・運命・失職等の関係を研究するやうになれば、初めて誰でも、之を迷信と氣がつくであらう。      (白揚社:森田正馬全集第3p.382

 ここで、古閑とあるのは、森田先生の助手をしていた弟子の古閑義之先生(心身医学が専門で後に聖マリアンナ医大学長となる)のことである。森田先生は、これ以外にも骨相学・淘宮術・九星判断と性格との関連は迷信レベルとして扱っている。

 占いは当たった時は印象に残ってよく覚えているが、はずれても気にはならないものである。血液型の性格論も同様であり、当たれば「型だから」となるが、はずれても「彼はあまり型らしくない」と印象に残らないだけのことである。酒席での話題にはよいかもしれないが、それ以上のものではない。

 ちなみに森田先生の血液型はA型である。神経質な私は血液型好きの人から必ず「A型でしょ」と言われているが、A型ではない。逆に無神経なA型は私のまわりに結構見かける。

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