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2006年6月 5日 (月)

神経質礼賛 72.「立ち上げる」の乱用

 神経質であるためか、どうも気になる言葉がある。本来はコンピュータの電源を入れ、ソフトを起動して、実際に使用できる状態にすることを「立ち上げる」というのだが、「組織を立ち上げる」「会社を立ち上げる」といったように何でもかんでも始めることを「立ち上げる」という言い方がはびこっている。平たく「始める」とか「作る」が嫌ならば「創設する」「開業する」「設立する」「開始する」などの言葉があるのに、と思う。政府広報やら議会の答弁でも「事業を立ち上げる」だの「構想を立ち上げる」といった言い方が乱発されている。字面からしても、こういった使い方をするのはおかしいし、毎日何度も聞いていると不快になってくる。せめて「立」が「建」とか「発」という字であれば、まだ幾分納得するのだが。「立ち上げる」が蔓延してきた(「立ち上がってきた」?)のは、奇しくもワンフレーズの美辞麗句で実態を隠し、愚民を騙す劇場マジック政治が始まった(これも「立ち上がった」というべきか?)時期と重なる。社会の要求にマッチした言葉なのだろう。コンピュータ用語を使えば、何か高級な事をやっているかのように錯覚するというわけだ。言葉は生き物であり、流行・廃れがある。爆発的に広がったこの流行語が消退して死語になることをひそかに期待している。

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