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2006年9月 8日 (金)

神経質礼賛 103.ジェネリック薬品

 新聞の広告やTVCMで盛んにジェネリック薬品が宣伝されている。ジェネリック薬品とは特許切れとなった薬と同じ成分の薬を他社(後発メーカー)が安い価格で製造販売しているものである。医療費抑制の目的で厚生労働省がジェネリック薬品を普及させようとしていることが背景にある。CMを見て、「ジェネリック薬品で処方して下さい」という患者さんも増えている。ただ、特許が生きているSSRIのような比較的新しい薬は当然ジェネリックが存在しないので、ご要望には応えられない。

 実は昔からジェネリック薬品は存在した。ただし、「安かろう悪かろう」の日陰者の存在であり、「ゾロ」という隠語で呼ばれていた。病院としては薬価よりも安い価格で買い叩いて仕入れやすいため利ざやを稼ぎやすく、医療関係者の間では「ゾロ」を多用するのは悪徳病院で一流病院は「ゾロ」は使わないというイメージができ上がっていた。また、中小メーカーが製造するため、品質が劣り、供給も不安定という欠点があった。

 今ではジェネリック薬品を製造するメーカーのレベルが上がり、品質や供給の問題は改善されてきた。大手のジェネリック専門メーカーは担当者が病院を回り、副作用情報などを提供するようになり、医療機関の信用もかち得ている。私も、もし自分自身の薬をもらうとしたら薬剤費が安いジェネリック薬品でもいいかな、と思うようになってきた。

 しかし、神経質の立場から、一つだけ注意点を言うと、ジェネリック薬はオリジナル薬と完全に同じではない、ということである。つまり、薬の薬効成分は全く同じでも、薬の基剤・コーティング剤・着色料などの成分は異なる。その結果、オリジナル薬の時は全く問題なかったのに、ジェネリック薬に換えたら、アレルギー反応で発疹が出た、というようなケースが発生しうる。こういうデメリットも周知する必要があると思う。

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