フォト
無料ブログはココログ

« 神経質礼賛 148.フードファディズム | トップページ | 神経質礼賛 150.動中の工夫は静中に勝ること百千億倍 »

2007年1月26日 (金)

神経質礼賛 149.期限切れ牛乳使用事件

 大手菓子メーカーF社で、期限切れの牛乳を使用していたことが明るみに出て、問題となっている。工場は生産停止に追い込まれ、製品は店頭から撤去され、社長は辞意を表明した。マスコット「ペコちゃん」で子供たちに親しまれてきた同社は大きな危機に瀕している。大手Y乳業の二の舞である。

 F社の場合、ISO(国際標準化機構)の認証を受けていた。この認証を取るのはかなり大変なはずである。きちんとした生産管理が行われていることになっていたのだが、実態はおそまつであった。後から仕入れた材料を積み重ね、古い材料が下に埋もれているようなことがあったそうである。クレームやトラブルを隠蔽する体質もあったようで、隠していた過去の食中毒事件も明るみに出た。そう言えば、トラックのハブの不良で死亡事故が起きていながらリコール隠しをしていたM社もやはりISOの認証を受けていた。医療機能評価機構(146話参照)の認定を受けていながら大きな医療事故が起こる病院も同じことである。

 結局、現場の人間のモラルが低かったり、組織の上層部が現場の実態を把握していなかったりすると、ISO認証も、医療機能評価機構の認定も、骨抜きになってしまう、ということなのである。また、心配性で失敗を恐れる神経質人間がいる職場ではこういうことは起きにくいだろうが、大胆で無神経な人間がいる職場は危険である。人の生命や健康に関係する仕事では大いに神経質であった方がよい。

« 神経質礼賛 148.フードファディズム | トップページ | 神経質礼賛 150.動中の工夫は静中に勝ること百千億倍 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 神経質礼賛 148.フードファディズム | トップページ | 神経質礼賛 150.動中の工夫は静中に勝ること百千億倍 »

最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30