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2007年3月 2日 (金)

神経質礼賛 161.病院食

 総合病院に勤務していると食事は職員食堂で好きなものを選んで食べることになるが、精神科病院に勤めていると食事は患者さんと同じものを食べることになる。1食280円で給与天引きである。当直の食事は、検食すなわち毒見?ということで無料である。休日分を差し引いても当直分を考慮すると、全食事の3分の1以上は病院食を食べていることになる。こちらも長期入院者と同様である。栄養面ではバランスが良いはずだが、味は調理担当者次第である。ミソ汁がかなりしょっぱいことがある。黒コゲのかき揚げが出ることもある。

 今では病院食はずいぶん良くなった。昔のように午後4時頃に夕食が出てくるようなこともなく、適時適温ということで温かい状態で食べられるようになった。しかし、病院食だけでは少々もの足りない。カップ麺や菓子で補う患者さんも多いが、職員も同様である。当直の夜、病棟を巡回していくと、ナースステーションのテーブルの上には夜勤入りの職員が出勤途中にコンビニで調達したと思われる惣菜・カップ麺・菓子等がずらりと並んでいる。病院の近くには商店が全くない。私の場合、当直の日は着替えなどで荷物が多いので、当直がなくて荷物が少ない日に保存のきく食品や菓子類を家から運ぶことにしている。

 以前、病院食で朝は週2回、食パンが出ていた。高齢者や、抗精神病薬を多めに服用している人では、嚥下が悪く、パンをのどに詰まらせる危険性がある。勤務先の病院でも残念ながら3年ほど前、パンによる窒息死亡事故が起こった。パンは禁止していた患者さんだったが、他の患者さんからこっそりもらって、部屋で隠れ食いをしていて起こった事故である。以後、対策として、朝の食パンは全面廃止し、麺類の時に出る菓子パンも嚥下のよくない患者さんを集めた病棟では一切出さないことになった。マーフィーの法則(153話)の通りで、事故が起こってからでは遅い。あらゆる状況を考えて事故を防いでいくことが大切である。人の生命に関わることについては大いに神経質である方が良い。

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