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2007年3月21日 (水)

神経質礼賛 167.タミフル問題

 今年になってインフルエンザの特効薬タミフルを服用した子供がマンションから飛び降りて死亡するという事故が相次いだ。こういった事故はすでに昨年以前にも起きている。アメリカではFDA(食品医薬品局)が昨年11月に「インフルエンザ患者、特に子供はタミフル服用のすぐ後に自傷行為や精神錯乱の危険性が高まる可能性がある」と警告している。しかし、なぜか日本の厚生労働省は事故とタミフルとの因果関係を認めようとしない。インフルエンザの大流行に備えて大量のタミフルを備蓄した手前、認めたくないのだろうか。一部の報道によれば厚生労働省タミフル研究班のメンバーには輸入販売会社から資金提供を受けているメンバーがいるとのことで、これも一因かと勘ぐられても仕方ないだろう(かつて、ミドリ十字の血液製剤による薬害問題でも厚生省研究班のトップが製薬会社から資金提供を受けていた大学教授だったことは周知の通りである)。

 タミフル服用後に自殺関連症状が出た成人の生存例2例が公表されている。いずれもタミフル服用後に強い不安・抑うつ気分が生じ、自殺念慮が起こり、一人は自殺未遂で救出され、もう一人は飛び降り自殺寸前で思いとどまり事なきを得たという。

 タミフルの添付文書によれば体重37.5kg以上の小児には成人量を投与することになっているので多くの中学生が成人量を服用することになる。従って体重60kg前後の成人に比べれば血中濃度が急激に上昇しやすい。また、中学生位では大人に比べれば脳はまだ発達の途中である。薬剤によって精神的な影響を受けやすい可能性がある。インフルエンザでなく、仮に薬害で死亡したとしたら、御遺族はやりきれない思いであろう。

 インフルエンザと診断がついたら機械的にタミフル処方では危険である。やはり家族が見守れる状況であり、高層住宅に居住していないことを確認してから処方すべきであろう。私のように神経質でなくとも、そう考える人も多いと思う。

 職場の同僚とそんな話をしていたのだが、3月20日になって、やっと厚生労働省がタミフルの10代への投与中止を求める指示を出した。さらに飛び降り事故が2件(不幸中の幸いで2件とも足の骨折だけで済んだ)続いたためである。だが、この期に及んでなおタミフルと異常行動との因果関係は認めていない。また、10歳未満の児童への投与は規制しないようである。20歳は大丈夫で1911ヶ月は投与するな、10歳の誕生日以前は投与してよい、というのも変な話である。こんなことでいいのだろうか。どう考えても神経質が足りない。

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