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2007年3月 5日 (月)

神経質礼賛 162.食品添加物

 私が子供の頃は食品添加物全盛期であった。駄菓子屋へ行くと、鮮やかな色の菓子が並んでいた。学校給食でも、真っ赤なソーセージや周囲が赤色のいわゆる「赤ハム」が登場していた。その後、人口甘味料のチクロやサッカリンがやり玉に挙げられ、世のお母さん方も人工着色料や人口甘味料などの食品添加物に敏感になってきた。

 今では食品添加物の表示義務が強化されているが、保存料や魚肉製品の発色剤はなかなか減らないようだ。

 最近、TVや新聞にも登場する食品ジャーナリスト安部司(あべつかさ)さんは有機農業JASの判定員もされている。講演では実際の添加物で実験して見せたりして、大人気である。もともと食品や添加物の商社に勤めていたが、家族で食べた食品が添加物を大量に含む商品で自分が開発したものであったことに衝撃を受け、商社を退職して現在のような仕事をしているという。安部さんは頭ごなしに食品添加物を否定するのではなく、そのメリットも考えた上で、どちらがいいか自己責任で選択すべきだという考えのようだ。

 有機栽培や無農薬、無添加にこだわる主婦の方々は少なくない。時に、不潔恐怖に近いようなアンチ添加物主義の方もおられる。もちろん無農薬・無添加で済めばそれにこしたことはないのだが、栽培・製造コストや流通を考えると、現実的には難しい。そこで無農薬、無添加などと表示しながら実はそうではないニセ物まで現れる。食品が安い価格でいつでもどこでも入手できる、日持ちがして食中毒を防止できる、といった食品添加物による恩恵を受けているのも事実である。結局は安部司さんの主張されるように、メリットとデメリットを知った上で、うまくつきあっていくことが大切ではないだろうか。

 私自身、着色された食品は大嫌いである。しかし、たまには見て楽しめるような和菓子は食べることがある。「環境ホルモン」で叩かれたカップ麺も、当直中に空腹の時にはありがたい存在である。添加物摂取をゼロにすることは、もはや不可能に近い。添加物ゼロに近づけることばかりに神経質を費やすよりも、摂取する食品のバランスに神経質を使った方がベターだと思う。

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