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2007年7月13日 (金)

神経質礼賛 204.容姿コンプレックス

 自分の容姿が劣っていると思い込んで悩む容姿コンプレックスは、ミスコンに出場するような人は別として、大部分の人が多かれ少なかれ持っているのではないだろうか。新聞の折込広告にはダイエットでこれだけスタイルが良くなりました、という実例写真の入ったものがよくある。ローカル番組のTVコマーシャルでは美容整形クリニックの宣伝もよく目に付く。容姿コンプレックスを衝いた商法である。新聞のTV欄を見ると、「山おんな壁おんな」という新番組の紹介があった。胸が小さいことに悩む女性を主人公にしたコメディタッチのドラマらしい。壁おんなというネーミングには恐れ入る。

 特に思春期には自分の容姿に対する劣等感が強く出やすい。神経質人間ではなおさらである。私の場合、顔が丸顔であり、東洋水産(「赤いきつね」と「緑のたぬき」で有名)のマーク「マルちゃん」に似ていたため、小学校6年の時には「マルちゃん」と呼ばれていた。中学・高校時代は劣等感がピークに達し、丸顔だけでなく大きな鼻もたまらなく嫌に感じた。こんな顔では一生女性に相手にされないのではないかとまで思った。しかし、20歳を過ぎれば、もはや諦めがつくものである。まあ、こんなもので、どうしようもないと。

 中学の同窓会で向かいに座った女性・・・今は教職に就いてカウンセラーもしている人・・・が、「私、中学の時はデブ・コンプレックスだったの」と言っていた。彼女はバスケット部の選手でちょっと大柄ではあったが、私から見て太っているようには思えなかった。いつも自信にあふれ溌剌とした人に見えた。私の横に座っていたA君ががその女性に向かって「オレ、お前にイジメられてたよなー」と言う。そういえば、私も合唱コンクールの指揮者をしていて練習の時、皆ヤル気がないので、適当に流していたら、その女性に「しっかりしなさいよ!あなたがまとめなきゃ!」とお叱りをいただいたことを思い出した。その人が、そんなコンプレックスに悩んでいたとは・・・わからないものである。

 時として、病的なまでの容姿コンプレックスに悩む人たちが精神科外来を受診することがある。醜貌恐怖(身体醜形障害)と呼ばれ、重症の対人恐怖となることがある。例えば髪が縮れていることに異常にこだわったりする。しかし、本人は、なかなかの男前で人気者だったり、チャーミングな女性だったりする。客観的事実と本人の認知とには大きな乖離があるのである。容姿に悩むヒマがあったらもっと悩み甲斐のあることを悩んだ方がよい。注意が外に向かうようになれば自然と症状も良くなってくるものだ。

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