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2007年10月26日 (金)

神経質礼賛 239.新幹線の肘掛

 いつも新幹線に乗ると、隣席との境の肘掛の存在が悩ましい。後から座ってきた人がその肘掛を利用して、こちらの席に肘をはみ出してくるのは不快である。かといって、自分がその肘掛を使ってしまうと図々しい人間と見られるのではないか、と気になる。いかにも小心者の神経質らしい悩みである。そこで、とりあえず境の肘掛に軽く自分の肘を掛けておくか、大きなカバンの端を肘掛に軽く乗せるかしておいて、後から座ってくる人間を観察する。大抵の人は無理やり境の肘掛を「侵略」しようとはしないので頃合を見てから自分の肘やカバンをはずしている。それでも肘掛に肘をかけようとする図々しそうな人の場合は要注意であり、決して譲らないようにしている。ただし後から座ってきた人が女性の場合は接触を避けるため、すぐに自分の肘を引っ込める。セクハラの疑いをかけられたら大変なので「李下に冠を正さず」で誤解されないように気を配る。これが新幹線でなく、映画館やコンサートでの隣席との間の肘掛であれば、あまり肘を掛けない人が多いのではないかと思う。

 こんなことを考えるのは私ばかりかと思って、「新幹線 肘掛」で検索をかけてみると、意外と肘掛に関する掲示板の書き込みやブログ記事もあるものだ。一般的には境の肘掛は、先に座った人に優先権があると考えられているようである。それでも、図々しい人間と思われたくないということで、絶対に境の肘掛を使わないという人もいるし、隣席の人がひどく肘をはみ出してきた時に、怒って肘掛を上げてしまったという人もいるようだ。

 前話で、わずか1時間半ほど東京滞在後、帰りの新幹線に乗ったところ、後から体重150kg以上あろうかという巨漢が隣席に座ってきた。相撲取りではなくYシャツを着たサラリーマンらしい人だが腹部が両脇の肘掛にはみ出す「トトロ」(超メタボ?)体型であり、軽く私の腕は巨大なお腹にはじき落とされた。まあこの体型の人では文句は言えまい。この人の腕は置く所がなく、前で手を組んでいるが、時々ウトウトすると、巨大な腕が私の方に落下してくる。困ったものである。仙厓展で布袋さんの画を沢山見たからこんなことになったのでは、と余計な考えも浮かぶ。幸い途中で他の窓側の席が空いて移動してくれてほっとした。

 肘掛侵略よりもっと始末が悪いのは、シートバックを足で押したり足を前席の肘掛の上に伸ばしたりする中高年男性である。背中の後ろから足で押されるのは気分が悪いし、自分の席の肘掛の上に後ろの人間の足、それも臭そうな靴下を履いた足が見えるのは気色悪い。間違っても神経質人間はこんな迷惑行為はしないものである。

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