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2007年12月21日 (金)

神経質礼賛 257.男は女々しい?

 1210日付毎日新聞夕刊「特集ワイド」のコーナーに作家の渡辺淳一氏のインタビュー記事があった。女性議員や有名人女性の過去を男性が週刊誌に暴露するような昨今の風潮を評して、「男は女々しいもの」というお題である。3行にわたる副題を見れば要旨がわかる。「黙って耐える」はもう古い 未練がましくひ弱な生き物 暴露するのも本来の姿、とある。渡辺氏によれば男はもともと女々しいものなのだそうである。女性の方が精神的に強く、痛みや出血にも強くできていて、寿命は男性より長い。母親が子供に「男らしくしなさい」とか「女らしくしなさい」と言うのは、男の子は放っておくと女になり、女の子は放っておくと男になってしまうからだ、という。なかなか面白い見方である。さらに、性的欲望を満たすためだけならば風俗があるし、独身貴族から一気に貧しくなり一人の女性に縛られ子育てに膨大な金がかかる結婚にはメリットがないのだから、結婚しない男が増えているのは当然とも述べている。人間は社会的規約がなければ意外に結婚しない生き物かもしれない、というのが渡辺説である。ぜひ少子化対策担当大臣とやらと対談していただきたいところである。

 渡辺氏の意見にはもっともな部分もある。男は女々しいもの、という点については全く同感である。ましてや神経質な私の場合、かつては強がろうとムダな「はからいごと」をしていたものである。しかし、今では弱い自分を素直に認め、このままでいいのだと開き直っている。

それにしても渡辺氏の後半の発言で、結婚生活や子育てをそこまでネガティブに見なくてもよいのではないかと思う。ベストセラー「失楽園」のような社会的規約にとらわれない恋愛小説を得意とする渡辺氏から見れば、平凡な夫婦関係や苦労の多い子育てには飽き足らないのであろうが、多くの人々は渡辺氏の小説の世界にちょっぴりあこがれ現実の世界にグチをこぼしながらも、可もなく不可もなく家庭生活をそれなりに楽しんでいるのではないだろうか。森田先生の色紙に「求むればどんな楽しみも楽しみではなく、厭(いと)わざればどんな苦しみも苦しみではない」というものがある。快楽ばかり追い求めてもキリがないし、同じレベルでは満足できなくなってしまう。快楽は麻薬と同じである。苦楽共存という森田先生の言葉にあるように一見つまらない苦しい仕事や平凡な日常生活の中に時々キラっと光る喜びもあるのではないだろうか。

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