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2008年1月14日 (月)

神経質礼賛 265.不安への対処法

 読売新聞の医療ルネサンスというコラムが「シリーズこころ」として精神疾患を扱い始めた。18日・9日はパニック障害についてであり、9日の記事では歌手の円広志さんの話が載っていた。「パニック障害の治療は薬物療法が基本」という編集者の書き方には私としては反論したくなる。統合失調症・躁うつ病・てんかんの治療ならば、まず薬物療法が基本と言っていいだろうが、パニック障害のような不安障害では精神療法の役割は大きい。確かに重症の場合はまず薬物療法ということになるだろうが、軽症の場合は薬なしで認知行動療法的なアプローチや森田療法的アプローチで改善することも少なくない。それに薬だけの治療では再発もしやすい。

しかしながら記事の中での円さんの発言には大いに参考になるところがある。「かつては『50歳まで生きられないのでは』と悲観的になったが、今は『また不安がお出ましになりましたね』と慌てずに受け止めることができる」と述べておられる。この「お出ましになりましたね」とうやうやしく不安を受け流してしまうのが円流なのだろう。円さんが良くなったのは、薬のおかげだけではない。奥さんをはじめ周囲の人々の支えがあり、そうした中で不安を受け流して相手にしない術を会得されたことが大きかったのではないだろうか。

神経質人間は些細なことでも不安になりやすい。しかし、不安から逃げようとしてジタバタすればますます不安は追いかけてくるものである。不安常住でどうにもならないものだと諦めて、気分はともかく目先の仕事をこなしていけば、いつしか不安はおとなしくなっているものである。そうなればこっちのもので、神経質パワーが存分に生かせるのである。

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