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2008年2月 1日 (金)

神経質礼賛 271.ファッション

 森田正馬先生の写真といえば詰襟服の写真を思い浮かべる方も少なくないだろう。森田先生は実用本位の詰襟服を愛用され、自宅・診療所ではくつろいだ着物姿で、あまりファッションにはこだわらなかったように思われている。しかし、詰襟服の下にはネクタイをしておられて実はオシャレだったのではないか、という説もある。

森田先生は大学卒業後半年ほどして家計の補助のため、内職の開業を始めた。同じく開業免状取りたての同郷の山崎氏に代診を頼んでいたが、患者さんの家では山崎氏が院長で森田先生は代診と間違えられることが多かったという。「山崎は、肥満して立派な風采であり、余はみすぼらしい身ナリでもあるから、多くは余自身が代診と思はれて居た」(白揚社:森田正全集 第7巻 p.747)と述べている。また、退院した患者さんたちの集まりの場だった形外会でも、井上常七さんの発言として「篠原さんが、先生が風采があがらぬと感じたといわれたが、私も同様であった。初め古閑先生を森田先生かと思った。和服で袴もつけず、猫背で、あてがはずれた気がした」(白揚社:森田正馬全集 第5巻 p.210)とある。古閑義之先生は高良武久先生と並ぶ高弟で、森田先生と同様に自宅に患者さんを入院させて森田療法を行っていた人で、心療内科を専門とし後に聖マリアンナ医大学長となった人だが、森田先生と一緒に写っている写真を見るとインテリのハンサムボーイといった感じである。古閑先生と比べられては森田先生もお気の毒である。

 私もファッションだとかブランド品にはまるで興味がない。衣類を買いに行くと、つい、いつも同じような色柄のシャツとズボンを買ってしまうのである。このズボンという言い方からしてすでに時代遅れである。今風にパンツと言うと、どうも下着の方を思い浮かべてしまうのだから、かなり重症である。妻からは「もう年なんだから、みっともない」「もう少し何とかならないの?」と服装について非難されるが、もはやオジサン改造は困難なようである。神経質ゆえ目立たない服装で、別に人に不快感を与えるわけではないのだから、これでいいのだ、と開き直る私である。

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