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2008年4月 2日 (水)

神経質礼賛 291.五分間ルール

 4月から診療報酬が改定された。厚生労働省はあの手この手で医療費削減に躍起になっている。精神科関係では、従来14日分しか処方できなかった睡眠薬が事実上30日分処方できるようになった。これで受診回数を減らそうというネライだ。さらに外来診療で大きな変化は、診察時間が5分以上でないと再診料が取れなくなったことである。大病院で内科の外来診療はよく「3分診察の3時間待ち」と言われているが、それでも午前の部の診察が終わるのは午後2時とか3時とかいうのが実態で、五分間ルールが適用されると一層外来の待ち時間が長くなることが心配される。比較的診察時間が長い精神科でも、抗不安薬や睡眠薬をもらえればいい、という薬めあての患者さんの場合は診察時間が5分以上というのは困難である。従来は再診時に算定できた「通院精神療法」も5分以上でないと算定できない。もっとも「医者が患者の顔も見ないでコンピュータに向かっている」と評判の悪い電子カルテを導入している医療機関ならば診察時間が容易に5分を超えるだろう。

 私の外来担当は月・水・土なので、今日が五分間ルール適用初日だった。外来看護師さんがストップウオッチで診察時間を測り、診察後に看護師さんが時間をカルテに記入する。私は従来、患者さんが退室してからカルテを書くことが多かったが、なるべく問診しながらカルテを書くように改めた。長年の習慣を変えるのはなかなか大変なものである。午前の外来を終わってみると、何とか五分間ルールをクリアできていたが、こんなところに神経質を使うのは実にもったいない。もう少し実のあるところに使いたいものである。

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