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2008年5月 5日 (月)

神経質礼賛 303.硫化水素自殺

 連休で海へ山へ海外へというこの時期に、連日、硫化水素自殺のニュースが流れている。自殺は伝染する。自動車の中で練炭コンロを用いた一酸化炭素による自殺が一頃流行したが、今年に入ってから硫化水素ガスを発生させることによる自殺が急増している。自宅やアパートばかりでなくビジネスホテルでの自殺も相次いでいて、これでは怖くてビジネスホテルに泊まれたものではない。小心で人一倍死を恐れる神経質人間としては、巻き添えにならないように気を配っていくしかない。間違っても自分が硫化水素自殺をする心配はない。

 硫化水素は強い臭気を持ったガスで、「おなら」にも含まれる成分でもある。箱根の大涌谷のような温泉地で卵が腐ったような強い臭気に驚いた経験をお持ちの方も多いだろう。まれに温泉や活火山の噴火口付近で硫化水素中毒が起こる。高濃度の硫化水素は嗅覚をマヒさせるため、かえって気が付かないというところが恐ろしい。そして中枢性の呼吸麻痺を起こし、致死的となる。

 最近の硫化水素自殺の流行は、具体的な方法を指南する自殺関連サイトが影響していると言われている。周囲の住民や救出しようとした救急隊員や警察官にも被害が及んでいる。硫化水素自殺は自己顕示欲の表れと見る向きもあるが、自己顕示欲を満たしたければ、高いビルから飛び降りるぞ、と自ら通報してTVカメラが集まったところで実行した方が効果的なはずだ。硫化水素自殺の場合、おとなしく自分だけ死ぬのではなく周囲を巻き込んで迷惑をかけようとするあたりからは、他罰的な面がうかがえ、世の中に対する怨恨も感じられる。それと、首を吊るとか飛び降りるとかの覚悟はなくても、(ここでは具体的には触れないが)家庭にあるものを反応させるだけで簡便に実行できる、という特徴があり、今後若い人の間でさらに増えていくことが懸念される。自殺サイトの制限だけでなく自殺防止サイトを作って啓発活動していくことが必要なのではないだろうか。

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