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2008年9月22日 (月)

神経質礼賛 348.事故米転売事件

 さんざん食品の産地偽装が問題となっているところに、今度は農薬汚染・カビ発生などの輸入「事故米」を国が糊などの工業原料用としてタダ同然で安く売却したものを大阪の商社が食品原料用の米として販売していたことが明るみになった。それを原料としていた日本酒・焼酎の酒造会社、せんべい等の製菓会社は製品の自主回収を始めたが、大損害である。名古屋名物「青柳ういろう」も問題の米を材料にしていたことが判明し、回収騒ぎである。転売の末、保育園・学校・老人施設・病院で給食に使われていたこともわかった。医療食品会社が購入していただけに、私も知らずに病院食で食べていたかも知れない。さらには名古屋の商社2社、新潟の1社も同様の不正をしていたことが判明し、問題は広がるばかりである。商社側は「経営が苦しかったからやった」と言うが、二重帳簿操作をしていて極めて悪質であり、産地偽装以上に犯罪性が高い。問題の商社は事実上倒産である。事故米を使ってしまった中小の酒造会社や製菓会社は商品を回収して廃棄しても損害賠償は受けられそうにもない。結局、国が救済するという形になるらしいが、こんなことに税金が使われるのは腹立たしい。

問題の商社が農水省の担当者を接待しており、監査は事前通告されていていい加減な内容だった、という癒着ぶりも報道されている。さらには「消費者がやかましい」発言で問題になった大臣がロクに調査していない段階で「人体に影響ないからジタバタしない」と発言して物議をかもした。例によって「神経質が足りない!」である。非難を浴びて、急に事務次官もろとも大臣も辞職することになった。

 「ちょっとくらい大丈夫だろう」「バレなければ平気」という無神経が会社を倒産に追い込み、客先の多くの企業やその従業員に被害を及ぼし、今のところ健康被害は出ていないものの消費者に多大な不安を与えた。会社の担当者・上層部に心配性の神経質人間がいないと、こういうことになる。公務員も、もっと小心者の神経質でなくてはいけない。

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