フォト
無料ブログはココログ

« 神経質礼賛 416.フリースペースの若者たち | トップページ | 神経質礼賛 418.はちきん »

2009年4月17日 (金)

神経質礼賛 417.犬も歩けば棒に当たる

 いろはかるたには庶民の知恵と処世術が盛り込まれているが、現代では意味がわかりにくいものもある。トップバッターの「犬も歩けば棒に当たる」は誰もが知っているが、意味を問われると首をひねる人も多いのではないかと思う。

 本来の意味は、犬がふらふら出歩くと棒で叩かれるようなひどい目にあうこともある、ということで余計なことはしない方がよい、という戒めだったらしい。藪をつついて蛇を出す、の「ヤブヘビ」に近い意味である。

 ところが、現代では、行動しなければ悪いことは起らなくても良いことも起きないので、積極的に行動すべきだ、という逆の意味で使われているようだ。

 神経質人間は先の心配ばかりしているので、「棒に当たる」ことは少ない。その反面、考え過ぎて行動するまで時間がかかり過ぎる、あるいは考えたあげく行動しないため、大失敗は少ない代わりに、仕事でも恋愛でも絶好のチャンスを逃すことがありがちである。われわれ神経質人間は、どうやら現代的な意味で「犬棒」を解釈した方が有用かもしれない。

 犬棒はまだしも、「人も歩けばクレーンに当たる」が今週の火曜日に東京都心で起きた事故である。工事現場で作業中の大型クレーンが突然倒れて、歩道を歩いていた人が重傷を負った。持ち上げる物体に十分に近づかないで持ち上げようとしてバランスを崩したのが原因とのことである。例によって「神経質が足りない!」ために起った事故である。

大型クレーンが倒れてくるとは歩いている人には全く予測できないことである。かといって、出歩かないわけにはいかない。自衛のために工事現場の横を通るのはなるべく避けるといった神経質もある程度は必要であろう。

« 神経質礼賛 416.フリースペースの若者たち | トップページ | 神経質礼賛 418.はちきん »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 神経質礼賛 416.フリースペースの若者たち | トップページ | 神経質礼賛 418.はちきん »

最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30