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2009年5月22日 (金)

神経質礼賛 428.新型インフルエンザ

 先月から世界的な問題となっていた新型インフルエンザが日本でも急増中である。兵庫県や大阪府さらには滋賀県では学校休校などの対策に追われている。この週末に神戸で行われるはずだった日本精神神経学会学術総会も今週初めに急遽中止が決まった旨の速達が届いた。かつては会員でも総会に出る医師は少なかったが、精神科専門医制ができてからは、専門医維持のためポイントを取らねばならないため、昨年からは参加者が急増し、かなり大きな会場でないと対応できなくなっている。延期して改めて会場を取るというのは極めて困難なため中止せざるを得なかったようだ。心配性の私は昨年のうちに取れるだけ取っておこうと学術総会やらポイントが取れる講習会に出まくって専門医更新のためのポイントを荒稼ぎしているので個人的には影響はないが、今回参加を予定していた先生たちは困っている。

 メキシコでの流行を受けて政府は検疫強化策を打ち出した。M厚生労働大臣は「私が止めてやる」と言わんばかりに嬉々としてTVに出まくっていた。感染疑い段階で次々と公表しては騒ぎを大きくした。各地に発熱センターが設置され、防護服に身を包んだ検疫官や隔離病室の様子が盛んに報道された。一般病院で新型インフルエンザの可能性があることを理由とした「診療拒否」が起きるようになった。カナダ帰りの高校生の感染が判明した際には同じ飛行機に乗っていた多数の乗客が感染の広がりを防止するという理由で拘留同然の措置を受けた。これはやり過ぎではないか、今のところ弱毒ウイルスであり、通常のインフルエンザ同様の対応でよいのではないかと思っていた。その後、兵庫・大阪で海外渡航歴がない人たちの間で新型インフルエンザが広がった。流行地の保健所や発熱外来はパンク状態で、もはや今までの対応は物理的に不可能となるに至って、政府もやっと方針を転換し、「冷静に対応するように」と言い出したが、パニックを煽っていた張本人はいったい誰でしょうか?

 一昨日にはついに首都圏でも感染者が出た。駅ではマスク姿の人が増えた。マスクが品薄になり、手に入りにくくなっている。我が家では花粉症対策に買ってあるマスクの備蓄があるので当分はもちそうだ。普通のマスクではウイルスをシャットアウトできるわけではない。手洗い・うがいは神経質にしていく必要がある。それと不要不急の外出は控えることだ。兵庫・大阪では学校が休校になって子供たちが日中、盛り場に繰り出しているという話もある。こういう神経質が足りないことをしていては感染が広まる一方である。通常のインフルエンザの際の学級閉鎖の基準で対応し、むやみに一律休校にしない方がよいのではないかと思う。

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