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2009年6月 5日 (金)

神経質礼賛 433.辞書引き学習

 出版不況のこの御時世、よく売れているのが小学生向けの国語辞書なのだそうである。辞書引き学習を熱心に行っている学校もあるらしく、引いたところに付箋紙を貼らせる。そうすると付箋紙が増えていき、これが子供たちのモチベーションを膨らませるらしい。できれば付箋紙なしで忘れたら何度も引きなおす方がいいような気もするが、辞書を引く習慣がつくのであれば、まあ悪いことでもないだろう。

 今は電子辞書が普及している。価格が安くなり、英和・和英・国語辞典ばかりでなく、漢和辞典・ことわざ辞典・古語辞典・百人一首・6ヶ国語会話など多くのコンテンツが盛り込まれていて便利である。発音機能や、オマケでワンセグ放送を見る機能がついている機種もある。しかし、電子辞書だと、調べたい言葉を引くだけになってしまう。これが普通の辞書だとパラパラめくっているうちに、つい目に留まった他の言葉にも興味を持って読むことがあって、知識の輪が広がっていくものだ。また巻末の便覧にも目を通すこともあって、一つの語ではなく、系統的な知識も得ることができる。こういうことは便利な電子辞書ではないことである。やはり小中学生のうちは電子辞書でなく本の辞書を引いたほうが良いだろう。

 私が子供の時、家に平凡社の大百科事典があったので、わからないことは何でもそれで調べていた。内気な神経質ゆえ人に聞くのが苦手だったせいもあったかも知れない。たまたま見かけた元素の周期律表に興味を持ち、それぞれどんな物質なのだろう、とさらに調べているうちに科学知識がついたものだ。歴史上の人物を調べるとさらに矢印マークで関連する人物が載っているので今度はそこを調べる、ということをやっていくと芋づる式に知識も増えた。カラー図版ページには東西古今の名画も載っていたので自然とそうした作品にも親しんだ。・・・というと聞こえはいいが、正直に白状すると女性の裸体画に惹かれて見ていた面もあった。

 森田正馬先生の色紙の中に「知りたがり疑ひ考へ工夫する人は精神優秀なる人である」とある。知識欲も健康的な「生の欲望」のひとつである。私の場合は精神優秀とは言いがたいが、疑問に思ったことはそのままにしておかないで、辞書や事典で調べて知識を得ることは楽しいことでもある。

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