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2009年8月14日 (金)

神経質礼賛 455.地震の影響

 11日の朝5時過ぎ、大きな揺れで目が覚めた。ついに東海沖地震か!?とにかく揺れが収まるのを待つ。ほとんど家具がない部屋なので落下物でケガをする心配はない。普段はいくら朝起こしても起きない子供が「大変だー!」と叫びながら部屋に飛び込んできた。階下に下りてTVをつけて地震情報を見る。私が住んでいる所は震度5強だった。家の中の被害状況を確認すると、台所で流し台の上の棚に乗せてあった、調味料のビンや小さいサボテンの鉢などが落下していた。食器戸棚の引き出しが飛び出している。引き出しの上の観音開きのガラス戸越しに、グラスが倒れていたり、飾り皿が落ちていたりするのが見えるが、困ったことに地震ロック機構のために戸が開かなくなってしまっていた。戸棚のマニュアルを探し出してきて見ると、ロックの解除方法は戸を押すとあるが、押すといっても2,3mm程度しか押せない。叩いてみてもダメである。そうこうしているうちに出勤の時間になってしまった。まだ電車は運転中止だが、とりあえず駅に向う。新幹線、在来線とも不通のままで、線路と架線の安全確認中というアナウンスが流れている。ホームで待つこと1時間以上。始発電車がようやく入線して10分ほどたってから発車した。ずっと徐行運転のためいつもの倍の時間がかかった。大幅遅刻だ。震度4だった病院でも業務用エレベータが止まってしまい、近くに住んでいる職員たちが応援に駆けつけて、患者さんたちの朝食を人海戦術で病棟に運び上げたのだそうだ。

 二日連続当直を終えて昨日帰宅し、食器戸棚の地震ロックは解除できた。戸の上部を強く押し続けた状態で取手を少し下方に押し下げながら引いたらあけることができた。やれやれ。

 今回の地震では、室内の固定してない家具類が倒れたり落下したりしてケガをした人がいた。不幸にして亡くなった方は山積みの本が崩れてその下敷きとなってしまった。それでも長年、東海沖地震への備えとして対策を取っている家庭が多かったので比較的被害は少なかったようだ。震度6弱の揺れを記録した焼津市の酒造所の社長がNHKニュースに出ていた。ケースで山積みの一升瓶は、普段から地震に備えて崩れないようにロープ固定していて、全く被害がなかったということだ。やはり備えあれば憂いなしである。今回の地震は想定される東海沖地震に比べればはるかに小さいということなので、「本番」はこんなものではないだろう。心配性の神経質を大いに生かして十分に準備し、生命を守りたいものである。

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コメント

四分休符先生
こんばんは。

先生のブログからは教えられることが本当に多いです。
特に464,455が参考になりました。


私は気分本位を脱することができず、
気分に振り回され放題です。
そのため自分は神経質ではなく、
ただの意志薄弱性で劣等な人間なのではないかと何度も考え悩んでいました。

森田先生は「神経質者は身を持ち崩すことは無い」と書かれている本を見たのですが、
確かに自分は現実逃避や症状に苦しみきった時期もありましたが、
そのまま逃避的な生活を続けるということはできませんでした。

例えば、もちろん症状と逃避により成績が急降下した時期が多いのですが、
急降下しつつも信じられないくらい急上昇することが多く、
神経質は本当に目標を捨てきれない往生際の悪い性格なのかなと思っています。
そのおかげか最終的に目標は達成できていることが多いです。


神経質についてもう一つ感慨深かったことがあります。
小さいころに、死の恐怖に襲われ眠れなかったことも最近思い出しました。
私の場合は地震が恐ろしくて仕方ありませんでした。
森田先生とまったく同じ経験をしたことに驚いています。

ただ気分に振り回される自分の弱さにはほとほとあきれています・・・

HNを間違えてしましました(汗)
神経質なmedical studentです・・・

神経質なmedical student様

 森田正馬先生の言葉に次のようなものがあります。

 神経質はズボラに見へるけれども、本質は努力家である。仕事の選択や・価値批判のために、努力が費やされて、仕事其ものになりきらないから、ズボラに見へるのである。(白揚社:森田正馬全集 第4巻 p.157)

 「自分は頭が悪い、読書が少しもできぬ」と苦しむ人が、学校成績は一番になったりする事もあるように、およそ神経質は、何事につけても、いわゆる劣等感で、自分の悪い方面ばかりを考えるものであるから、事実においては、神経質は常に善良優秀なる人であるべきである。これがすなわち我々が、神経質に生まれたという事を感謝すべき事柄であります。(白揚社:森田正馬全集 第5巻 p.432-433)

 「往生際が悪い」とあなたが言われるのは、実は神経質の粘り強さで美点なのです。なかなか動かないスロースターターである問題は、森田先生がよく言われたように「尻軽く行動していく」ことで改善していくことでしょう。自分で意志薄弱と決め付けることはありません。本物の意思薄弱者は自分ではわからないものです。
 今後、ますます向上していくように努力されていくとよいでしょう。

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