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2009年9月16日 (水)

神経質礼賛 466.カルメン

 私は歌劇はどうも苦手で、せいぜい有名なアリアを聴くだけである。しかしながらオーケストラで演奏されるカルメン組曲やヴァイオリン曲のカルメン幻想曲は大好きである。名ヴァイオリニストだったサラサーテ編曲の「カルメン幻想曲」の楽譜をかつて若気の至りで買ったがとても全曲弾きこなせるシロモノではなかった。この頃はワックスマン編曲のものもよく演奏されるようになってきた。曲の魅力からカルメンには親しみがあって、1984年作の映画「カルメン」(フランス=イタリア)はビデオを買って持っていた。フランチェスコ・ロッジ監督、オールロケで撮影された迫力のある画面、ホセ役は名テノールのプラシド・ドミンゴ、ジュリア・ミゲネス・ジョンソン演ずる妖艶なカルメンはとても魅力的だった。残念ながら、DVDにダビングしようとしたら、途中でテープが切れてしまったので、もう見ることはできない。

 最近TVコマーシャルや新聞の全面広告で「DVDオペラ・コレクション」というのが安く発売されていると知り、書店で第1巻「カルメン」(990円)を買ってみた。1978年にウイーン国立歌劇場でライブ収録された映像である。ホセ役は映画と同じドミンゴ、カルメン役はエレーナ・オブラスツォワだが、このカルメンさんの正面からのアップ映像はどうも細木数子さんのお顔を連想してしまう。しかしながら、映画とは異なる歌劇本来の魅力を伝えてくれる良品だと思う。

 初演された当時は極めて不評で、作曲者のビゼーは間もなく急死している。衛兵の伍長をしていたドン・ホセはジプシー女のカルメンに心を奪われ、婚約者を捨てて密輸団に身を落とすが、カルメンは闘牛士に心移りし、復縁を迫るホセが闘牛場でカルメンを刺殺する、というストーリーである。今風に言えばストーカー殺人ということになろうか。

 新聞の三面記事を見ていると、ストーカー事件は結構多い。というより、増えているという印象がある。ストーカーの心理を分析した書物が出ているが、必ずしも妄想や人格障害がなくてもストーカー行為に至るケースもあるかと思う。

 その点、私のような対人恐怖タイプの神経質人間だと、「自分はダメだ」とすぐあきらめて引いてしまうので、ストーカーにはなれそうもない。小心者の神経質人間は人畜無害である。

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