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2009年10月 2日 (金)

神経質礼賛 471.バイオリズム

 バイオリズムという言葉を覚えているだろうか。今ではすっかり死語と化している。かつてはバイオリズムが計算できる電卓が売られていた時期があったし、プロ野球の解説者が不振の選手のことを「今日はバイオリズムが悪いんでしょうかねえ」などと言うこともあった。

 御存知ない方もおられるだろうから、簡単に説明すると、人間の身体(P)、感情(S)、知性(I)のリズムは生まれた日からそれぞれ23日、28日、33日の正弦波で繰り返されている、とする理論である。周期の前半は高調期、後半は低調期で、それが入れ替わる時は不安定になりやすい注意日だという。その人が生まれた日から調べたい日までの日数計算をして、それを周期で割った余りを見れば、容易に判別できる。

 小学生や中学生向きの学習雑誌に書いてあったので、ただでさえ神経質で物事を気にしやすい私は見事にハマってしまったのだ。有名人が事故死した日が注意日の重なった時だったとか、プロ野球の有名選手が大活躍した日は高調期が重なった時だったとかいうような「実例」を示されてすっかり本気にしてしまったのである。中学生の頃は自分のバイオリズムをしょっちゅう計算して、気にしていたものだ。

 しかし、よくよく考えてみれば、すべての人類の好調・不調が極めて正確な周期で繰り返されるというのはあり得ないことである。結局は占いと同じで、当たった時はよく覚えているが、はずれたら気にも留めないので、いつも当たっているような気がしてしまうだけのことである。バイオリズム理論には科学的な根拠はなく、現在では血液型性格学と同様「疑似科学」とされている。神経質人間は先のことをあれこれ心配しやすいので、バイオリズムに騙されたのは私ばかりでもないだろう。バイオリズムを計算して一喜一憂しているヒマがあったら、その分、仕事なり勉強なりしていた方がはるかにためになる。好調だろうが不調だろうが、その時々でできることをやっていくしかないのである。

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コメント

お久しぶりです、先生!お元気ですか?静かな環境で研究と仕事をしていたら、あっというまに10月になっていました・・・。

こちらの生活は本当に不衛生というか汚いというか。日本が清潔すぎるのかもしれませんけれども。あっというまに風邪が蔓延して、私も喉と鼻がダメです。インフルエンザにかかるのも時間の問題ですね。

私の場合は生理があることで身体のリズムが把握しやすいです。妊娠・出産と関係なくても、女性は生理があることで男性よりも、逆に有利な点(?)もあるんじゃないかと思いますが。いかがでしょうか。

 コメントいただきありがとうございます。「症状」なんぞ気にしているヒマもない充実した日々を送られているようですね。

 日本国内はどこも新型インフルエンザ騒動で大変です。特に東京あたりでは中学・高校の学級閉鎖が多くなっています。ちょっとした集まりでも入口に消毒液が置かれる、という有様です(ちょっと神経質が過剰かな?)。

 そうですね。女性の場合月経という大きな生体リズムがありますね。月経前に気分変動が大きくなる方はよくいらっしゃいます。また、ホルモンのバランスの関係で、月経後は気分がハイになり、排卵後は逆に不活発になる、ということはよく言われます。生物学者に言わせると、妊娠しやすくし、それを維持するための目的にかなった仕組みなのだそうです。ただ、社会で活躍している女性の方々にとっては、大変な面も多いのでは、と思います。皆さん、御苦労されていることと思います。貴女のようにプラスに捉えておられることはすばらしいと思います。

 男女に限らず、森田療法の立場からすれば、調子が良いからといってやりすぎず、調子が悪いからといってがっかりせず、調子の良し悪しに一喜一憂しないで、目の前の仕事をこなしていきましょう、ということになるかと思います。

 御健闘を祈ります。

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