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2009年10月27日 (火)

神経質礼賛 479.新型インフルエンザの予防接種

 3日前、外来診察の合間に、新型インフルエンザの予防接種を打ってもらった。医療従事者は感染予防のため最優先ということだが、副作用情報を集めるためのモルモット代わりの意味合いもあるだろう。接種は1回でよいことになったとはいえ、ワクチンの絶対量が限られている。救急を扱っていない一般病院やクリニックでは入手できたワクチンは医師・看護師数の半分程度に留まっているのが現状だ。勤務先の病院でも、やはり医師・看護師の約半数が接種できる分しか入ってこなかった。通常のインフルエンザワクチンは1mlバイアル(成人2回分)が主で0.5mlバイアルもある。今回の新型インフルエンザワクチンは一度に大勢の人に接種するためか1mlに加えて10mlバイアルで供給されている。普通に考えれば10mlだと成人20回分のはずだが、厚生労働省からの文書によればなぜか18回分となっていて、その理由は不明であり、ちょっと気になる。

 毎年、通常の季節性インフルエンザの予防接種を打ってもらっている。一般に注射部位周辺の発赤・硬結といった「副反応」は起こる。抗原抗体反応が起るので、微熱や頭重感も出現することがある。私の場合、神経質だからというわけではないだろうが、副反応が出やすい。新型ワクチンではこの副反応が出る割合が高い、というのでちょっと心配だった。今のところ、注射した部位がわずかに発赤・腫脹した程度でかえって例年の予防接種よりも軽い感じがする。薬局長が「今出回っているのは国産品で純度が高いから大丈夫でしょう」などと言っていたが、真偽のほどはわからない。新聞報道によれば、国立病院の医療従事者22,112人に接種して入院を要する重篤な副作用が出たのは、両足筋肉痛による歩行障害、嘔吐、脈拍上昇、発熱・意識低下、の4例で、他にもショック状態などが3例あったという。入院レベルの副作用は0.02%ということになり、通常の季節性インフルエンザ予防接種の0.0003%よりも高い。厚生労働省は、調査方法が異なるので頻度が高いとは言えないというコメントを出している。

 これで来月には反対側の腕に季節性インフルエンザの予防接種をすることになる。いずれの予防接種にしても効果は5ヵ月位しか続かないので、新型インフルエンザの流行が長引くと、感染するリスクが高くなる。それに予防接種をしたら感染しないというわけではない。うがい、手洗い、人ごみは避ける、といった対策を神経質に続けていくしかないだろう。

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