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2009年11月 6日 (金)

神経質礼賛 482.可愛げがある人はトク?

 毎日新聞のコラムでちょっと興味を引いた記事があった。一つは1030日付夕刊の「キャンパる」というページの「すたこら」というコラム。22年間彼氏なしという女子学生さんが書いたものだ。女友達からは慕われて恋の相談を持ちかけられるが、いざ自分の恋愛となると消極的になってしまう。好きな人が自分に好意があるとわかると、こんな自分でいいのか、と引いてしまう。よくモテる友達に言わせると「スキ」が足りないと。人を「好き」になることと態度に「隙」を作ることが恋愛上手になる方法だとまとめている。もう一つは112日付「くらしナビWork」というページに連載されている「女上司の本音」というコラムである。仕事に対する謙虚さ、いちずな姿勢、言い訳せずに黙々とがんばる姿、強がりの中にふと見せるはにかみの表情などに人は感動し、それらの魅力を「かわいい」「可愛げがある」というのであって、成功した人やカリスマ性のあるリーダーは、男女を問わずこの「可愛げ」がある、というのがコラムニストの意見だ。

 この2つの記事を読むと、若い頃に対人緊張でとても悩んだ私としては内心忸怩(じくじ)たるたるものがある。会社員時代には「(女性に対して)お前はスキがなさ過ぎる」と上司からよく言われたものだ。もっともその上司のようにすれ違った女子社員のお尻に自然と手が伸びるようでは、今ならセクシャルハラスメントで御用となる。「可愛げ」も自分には足りないものだ。ある程度のがんばりや謙虚さはあっても、神経質人間特有の意地っ張りのために「可愛げがある」とはお世辞にも言えない。

 確かに週刊誌によく登場するような「成功した人」「カリスマ性のあるリーダー」は可愛げがあるかも知れない。だからといって私のような小心者で可愛げのない神経質人間はまるでダメかというと、そうでもないだろう。今まで当ブログで紹介してきた神経質人間と思われる日本史上の人物、菅原道真(381話)、紫式部(414)、楠木正成(362363話)、徳川家康(11209話)、白隠禅師(388)、乃木希典(382)、松下幸之助(211)いずれを見ても「隙」や「可愛げ」はなさそうであるが、神経質な性格を生かして歴史上に名を残している。われわれ神経質人間は、何とか大胆になれないものかと悩むけれども、性格の根本は変わらない。ただ、行動は変えられる。慎重で注意深く根気強いという神経質の良さはそのまま生かせばよい。人前で緊張したり不安感に襲われたり小さなことが気になってクヨクヨしたりしながらも、ビクビクハラハラのままで行動し、人の役に立つ人間になろうと努力していけばよいのではないだろうか。その行動の積み重ねがいつかは実を結ぶ可能性があるし、仮に実を結ばないまでも充実した人生が送れるというものである。

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