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2009年12月21日 (月)

神経質礼賛 497.新薬X

 10年位前までは製薬メーカーの営業担当さんが薬に関するアンケートをよく持ってきたものだ。それが、いつしかマーケティング会社からアンケートが郵送されてくるようになった。回答しやすいものならば空き時間に書いて返送するが、薬剤ごとに何人の患者さんに処方しているか、といったカルテを調べなければ書けない内容の時には捨てている。薬に対するものばかりでなく各メーカーの営業担当者の評価を求めるようなアンケートもある。さらに2、3年前からはマーケティング会社からメールでアンケートが通知され、ネット上で回答するようになった。

 その中にはまだ開発中の薬を評価させるようなアンケートがあり、これが増えてきた印象がある。メーカー名を伏せた開発中の新薬Xのプロフィール(効果、副作用などのデータ)が示され、それを見て、どう評価するか、どういった症状の患者さんに、どの程度処方するだろうか、といったことを問うものだ。どんな薬が開発されつつあるのか興味があるし、問題点を指摘するのが得意な神経質人間としては、そそられるアンケートである。ただし回答時間の目安が20分となっていても考えているとその倍はかかってしまうのが難点である。

 最近の新薬Xアンケートは抗うつ薬が続いている。今年、新しい抗うつ薬リフレックスが発売され、来年あたりにはイーライリリー社から新しいSNRIタイプの抗うつ薬の発売も予定されている状況で、さらに新薬が出てくるのだろう。詳細を書くことはできないが、最近のアンケートにあった新薬Xは今までにないタイプで意欲を出す作用が強い薬のようである。

 ただ、どれだけ新しい薬が開発されても、誰にでも効果があって副作用のない薬というものはあり得ない。ことに昨今のように「うつ病」のストライクゾーンが大きく広がってしまっていると、うつ病周辺群には薬が効きにくい。認知行動療法のような精神療法が必要なケースが多いだろうし、神経質性格を基盤としている人では森田療法が奏功するケースもありうるだろう。漫然と薬を処方しているだけではダメであり、診療する側には神経質さが要求される。

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