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2010年1月22日 (金)

神経質礼賛 508.心筋梗塞

 かつて巨人と阪神で投手として大活躍した小林繁さん急死の報道があった。巨人軍時代、エースとして優勝に貢献して、沢村賞を受賞した。細い体にもかかわらず気迫に満ちたピッチングは強く印象に残った。江川投手の「身代わり」として阪神に移った年には22勝を挙げ、特に古巣の巨人から数多くの勝利を挙げて巨人キラーと呼ばれ、男の意地を見せた。二度目の沢村賞も受賞している。現役引退後は事業で失敗ということがあったようだが、最近は日本ハムの二軍ピッチングコーチをしていて今年から一軍を任されることになっていたそうである。新聞報道によれば、死因は心不全ということで、状況からして急性心筋梗塞らしい。まだ50代なのに大変残念なことである。

 心筋梗塞は心臓を栄養する冠動脈の閉塞によって心筋が虚血状態に陥り壊死してしまう病気で、この病気のために日本では年間4万人以上の人が亡くなっている。発症した場合、救命できるかどうかは時間との勝負になるので、救急隊が駆けつけるまでの間、心臓マッサージをするかどうかで予後が左右されることもある。身の回りの人が突然この病気で倒れることもありうるので、一般の方々も心臓マッサージの講習は受けておいた方がよいだろう。

 アメリカの循環器病学者フリードマンとローゼンマンは1959年にA型行動パターンという概念を発表した(ここでA型というのは血液型とは無関係である)。気性が激しく、競争心が強く、絶えず物事を達成する意欲を持つような行動パターンを言い、そうした行動パターンは心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症と密接に関連するとしている。A型行動パターンはスポーツばかりでなくビジネスなどの競争社会で勝利を収めやすいが、無理をして事業に失敗したり病に倒れるリスクも高いため、長い目で見ればA型行動パターンとは正反対のマイペースでのんびりの行動パターンの方がうまくいくという説もある。小林さんの場合もA型行動パターンに当てはまるように思われる。強い闘争心が魅力的な人だったが、もし引退してからのんびりと過ごす生活にギアチェンジされていたら、長生きできたのかも知れない。

 冬は中高年の健康にとって危険なシーズンである。寒さから血圧が上昇して脳血管障害を起こしやすくなるし、急に寒い所に出たのが引き金になって心筋梗塞を起こすこともある。冬の夜遅くまで飲酒しての帰宅や早朝ゴルフは要注意だ。自分の健康を過信しないで、あまりムリをしないことも大切である。

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コメント

先生こんにちは!今回の記事は「寒さ」にも関連することなので、じっくり読ませていただきました。

私の父の友人も、冬の早朝、ジョギングに出た際に心筋梗塞で亡くなりました。だいぶ前のことですが、その時「寒い時期の運動は怖いな」と強く感じたことを思い出しました。

私も気をつけるようにします。神経質なので、一日に一度は必ず運動しなければ、と強迫観念(?)みたいのものがあるので。特にアメリカにいると、運動しないと心も体もダメになりそうな気がするんです。昨夜も昼間は用事がギッシリだったので、夜に室内プールに行こうとしました。

けれども氷点下の世界ですからね。室内であっても夜間の水泳などは絶対に避けるようにします。とても勉強になりました。ありがとうございました。

コメントいただきありがとうございます。お若いうちはそう心配されることもないでしょう。(私のような)中高年ではムリをすると文字通り「年寄りの冷や水」になってしまいます。健康のための運動が逆になってしまっては何もなりません。十分にウオームアップするとか、気温変化に気を配るとか、体調が不調気味の時にはムリしないといったいった神経質さがあるとよさそうです。

あと1ヶ月ほどは厳しい寒さとの闘いですね。お仕事の方も大詰めで大変でしょうが、神経質を活用して、切り抜けて行かれることと思います。

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