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2010年3月12日 (金)

神経質礼賛 525.コラーゲンの行方

 お肌すべすべで美しくありたいという世の女性方の願望は不変だと思うが、最近のコラーゲンのもてはやされ方を見ると、神経質人間としては疑問を持たざるを得ない。TVのグルメ番組ではモツ鍋が「コラーゲンたっぷりでお肌ツルツル」と紹介されることが多い。ゼラチン(哺乳類や魚類から抽出したコラーゲンを熱で変性させたもの)を鍋料理に入れるという店もある。確かにコラーゲンはツルツル皮膚に多く含まれているのだろうけれども、コラーゲンを食べたからといってそれが直接皮膚に取り込まれるわけではない。化粧品のように皮膚に塗ったところで時間が経てば剥がれ落ちるだけのことで、体内に吸収されるとは考えにくい。サプリメントも販売されていて、皮膚に対する効果ばかりでなく加齢による関節痛にも効果があるように謳っているものまである。

 コラーゲンは骨・軟骨・腱・皮膚(特に真皮)に多く含まれるタンパク質のひとつであり、ヒトの体内のコラーゲンはすべてのタンパク質の約3割を占めると言われている。経口摂取したコラーゲンは胃腸で分解されてアミノ酸として吸収され、体内に貯蔵される。この段階ではもはやコラーゲンとしての特性はなくなっている。従って、経口摂取したコラーゲンが分解吸収されて、その一部は体内でコラーゲンを合成する際の材料になる可能性はあるので、宣伝コピーは全くのウソとはいえないけれども、あたかも薬の効能のように謳うことは誇大宣伝だと思う。要は好き嫌いせずにバランス良く食品を摂っていれば、あえてコラーゲンを多く含む料理やサプリメントを摂る必要性はないだろう。高価なフカヒレ料理を食べるとお肌がスベスベになる、というのは高価な化粧品が効果を示しやすいのと同じでプラセボ(偽薬)効果だと思う。(たまにはフカヒレ料理でも食べてみたいものだ)

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コメント

先生こんにちは!ある特定の食品は決して医薬品ではないですからね。良い効能にせよ悪い効果にしろ、劇的な変化があったら、かえって安全性が疑われると思います。

私が今使っている化粧品は2000円以下のものがほとんどで、500円のものもあります。選ぶ基準は安全性が高くて日本製のものです。大々的な広告や宣伝をしないメーカーの場合、かなり値段が抑えられるようですね。ちなみにドイツにいたころは安心してドイツの製品を使っていました。信頼性の高い商品は豊富だった記憶があります。

来月で35歳になりますが、このまま500円のクリームで手入れを済ませていていいものかどうか、考えてしまうことがあります。といって、今のところ肌の状態に不満はありません。

コメントいただきありがとうございます。

そうですね。劇的な薬理作用があったとした
ら、副作用だとか他の薬や食品との相互作用
だとかが問題になるはずですからね。
「毒にも薬にもならない」プラセボ程度なら
ばまだいいのですが、時として「健康食品」
による健康被害が発生しているのが現状です。
某国製の「やせる」食品だったか薬に甲状腺
ホルモンが入っていたり、皮膚に効果を謳っ
たものにステロイドホルモンが入っていた例
もありますから、慎重に見極める必要があり
ます。

最近の男性は化粧品を使うらしいですが、私
には全く無縁の世界です。有名メーカーの
化粧品にはTV広告宣伝費などで高い販売コ
ストがかかっていて、そのものの原価はかなり
安いのではないでしょうか。良心的で安心で
きる中小メーカーの化粧品が見つかれば、そ
れがベストかもしれません。

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