フォト
無料ブログはココログ

« 神経質礼賛 522.前奏曲嬰ハ短調「鐘」 | トップページ | 神経質礼賛 524.ドライヤーからの発火 »

2010年3月 5日 (金)

神経質礼賛 523.津波警報

 この前の日曜日には、チリで発生した大地震の影響で津波が予想され、太平洋沿岸に津波警報が発令された。NHKのTV番組は一日中津波関連番組に変更され、民放でも画面の一部に津波情報が表示されていた。太平洋沿岸部を走るJRや私鉄は運転を見合わせ、高速道路や一般道も一部で通行止めとなった。また、被害が予測される地域には避難勧告が出た。幸いにして津波は予測されたレベルを下回り、人的被害は皆無だった。もっとも、津波が1mを越えた地域では、海岸近くの道路が冠水し住宅や店舗の浸水被害があったし、岩手県のカキ養殖業者は大損害となったようだ。

 予報や対応が大げさ過ぎた、と非難する声が上がり、気象庁が陳謝する場面もあった。しかし、私は非難するのはおかしいと思う。逆に予報や対応が甘すぎたら、多くの人々の生命が失われることだってありうる。今回の津波で最高潮位は120cm程度。大したことはないと思われるかもしれないが、50cm程度の津波でも人間は足を取られて流されてしまうという。ニュースで最も潮位が上がった海岸の様子を早送りで流した映像を見ると、わずか10分の間にみるみるうちに潮位が上がって船が岸辺に押し流されて岸壁以上の高さまで上がったかと思うと今度はみるみるうちに潮位が下がって船が沖の方向に流されていた。もし岸辺に立っている人がいたら流されてしまっただろう。警報を出さなかったら、交通マヒは起きなかった代わりに、海岸にいた漁業関係者やサーファーや観光客が巻き込まれていたはずだ。これだけ厳重な対応をしたからこそ人的被害が出なかったのだと思う。

 避難勧告で避難した人たちの中には第一波が小さかったからといって帰ってしまう人たちがいたということだ。実際には第二波で最高潮位となった。油断は禁物である。また避難をしない人たちも少なくなかったようだ。たまたま予測以下で済んだが、いつもそうなるとは限らない。予測以上となることだってありうる。命に関わることには大いに神経質であった方がよい。

« 神経質礼賛 522.前奏曲嬰ハ短調「鐘」 | トップページ | 神経質礼賛 524.ドライヤーからの発火 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 神経質礼賛 522.前奏曲嬰ハ短調「鐘」 | トップページ | 神経質礼賛 524.ドライヤーからの発火 »

最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30