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2010年5月 3日 (月)

神経質礼賛 541.整理術

 人から受け取る名刺は気がつくとどんどんたまっていく。病院を訪れる製薬会社の担当者は毎回名刺を出すので、一度もらった人には「再利用して下さい」とお返しするのだが、担当者は1-2年で交代していくので、年末や年度末にはたまった名刺を処分する必要がある。患者さんのことでお会いする施設の方、職場の上司、県や市の担当職員の名刺はカルテに貼ることもあるが、机の引き出しに入れたままにしてしまう場合も多い。整理する時に、年数が経っていて捨ててよいものかどうか判断するのには日付が必要である。また、日付があると、どういうことで会った人なのか思い出しやすくなる。

 保存しておく書類や郵便物も同じである。郵便物の消印もわかりにくいことがある。その点、私の勤務している病院の院長は私以上の神経質人間で、名刺でも郵便物でもすべて受け取った日付を書き込む習慣があって、その辺はぬかりない。私も院長を見習って、シャープペンで受け取った日付を書くようにし始めた。だいぶ前に読んだ野口悠紀雄「超整理法」では、ジャンル別ではなく時系列で情報を保管して、期限切れの情報は捨てていくのがミソだと書いてあったような気がする。

名刺や郵便物のように小さくて場所を取らないものはまだしも、書籍・雑誌類の処分はなかなか難しい。後でまた必要になるだろうと思って捨てないでおくと大量にたまってしまう。一昨日(5月1日)朝、出勤前に聞いたNHKラジオ「著者に聞きたい本のツボ」という番組は、「断捨離」という整理術の本を書いた山下ひでこさんのインタビューだった(興味のある方はNHKラジオのホームページから聞くことができる)。モノに対する執着を捨てて、大量にあふれるモノを処分することで、スッキリ整理できるということである。収納場所を増やしたところで限度があるし思い切って捨てるのが整理術の極意であることは確かである。大切なように思っても現実に読む可能性がほとんどない本は見切ることも必要だ。現代では相場の教訓となっている「見切り千両」という米沢の名君・上杉鷹山(ようざん)の教えは整理術でも大切なように思う。

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コメント

>だいぶ前に読んだ野口悠紀雄「超整理法」では、ジャンル別ではなく時系列で情報を保管して、期限切れの情報は捨てていくのがミソだと書いてあったような気がする。

「超××」ブームを作った野口先生の考え方は、亡くなった梅棹忠夫『知的生産の技術』以来の出来事ではないでしょうか。モノが捨てられない苦労は神経質人間の悩みの種です。

やましたひでこ氏の放送を聴きましたが面白いです。ブックレビューを見ると、

・断捨離をきわめると、「人生の片づけにシフト」していく、という点だ。
・物との関係を通して自分を知り、改革していくきっかけを与えてくれる。
・「ココロが行動を変えるのではなく、行動がココロに変化をもたらす」というのは、とてもよくわかるのだけれど、肝心の行動についてはあまり触れられていない気がする。

とあり、行動がココロに変化をもたらす実践には、森田療法の行動学や考え方が一番だと思います。

春之介 様

 コメントいただきありがとうございます。

 森田先生は物をムダなく最後まで有効に使われていました。見事なエコ生活です。
 当時に比べますと、現代ではモノや情報があふれていて、何でも「もったいない」でとっておくと収拾がつかなくなってしまいます(笑)。いかに上手に生かして上手に廃棄するか、ということが要求されるのかも知れません。

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