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2010年5月14日 (金)

神経質礼賛 545.LED電球

 週末に入ってくる家電量販店の折込チラシを見るとLED(発光ダイオード)電球が目に付く。この4月からはエコポイントでLED電球を実質安く買える制度になって、それをあてこんでいるのだろう。先週末にホームセンターに行ったら、点灯したLED電球が並べられていた。通りかかった若夫婦の夫が「あ、LED電球買っていこうよ」と商品に手を伸ばすと妻の方が「まだいいじゃない」と止めていた。女性の方がしっかりしている。待っていればまだまだ安くて良いものが出てくるだろうとお見通しのようだ。

 LED電球の技術はそれほど簡単ではない。まず487話で書いたようにLEDで本当の白色を出すのは意外と難しいのだ。青色LEDをベースにしたものではどうしても青みがかった冷たい色になってしまう。それに1個のLEDは色にもよるが2-4V程度の直流で駆動するので交流100Vで点灯させるのには工夫がいる。単純に数多くのLEDを直列に並べたのでは、そのうちの1個が不良になっただけで全滅になるので、寿命が短くなるおそれがある。また、フィラメント電球と違ってLEDは反応が早いので、家庭の交流電源周波数の50Hzや60Hzあるいはその倍の周波数で点灯させたのではチラツキが目立ってしまう。実際の製品ではどんな回路になっているのか興味がある。

 ネット上で検索してみると、やはりLED電球の構造に興味を持っている人は結構いるようで、LED電球の試作記事やチラツキが目立つ輸入LED電球を分解して駆動回路を調べた記事が個人のブログで見つかる。新聞記事でLED電球のためにFMラジオやTVのアナログ放送にノイズが入る例があるというのがあったので、やはりインバータ回路が使われているのだろうと推測している。

 電球型蛍光管も最初に出た時は大きくて重かった。実際に買って電球スタンドに取り付けてみたら重さに耐えられず、電球部分がおじぎしてしまった経験がある。今では軽くて値段も安くなった。LED電球の場合もこれからどんどん改良され、高品質で安価なものになっていくだろう。その陰には少しでも性能のよいものを低コストで作ろうという神経質なエンジニアたちの活躍がある。

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