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2010年6月26日 (土)

神経質礼賛 559.ブブゼラ

 昨日のサッカーW杯・日本vsベルギー戦は深夜の試合にもかかわらず御覧になった方もおられるだろう。3-1の快勝での決勝進出に日本中が沸き立った。誰がこの結果を予想しただろうか。予選が始まる前、対外試合は連戦連敗。岡田監督はさんざんマスコミに叩かれた。ファンたちからも辞めろコールを浴びせられた。予選の相手はどこも日本より格上で1勝もできないだろうと見られていた。おそらく岡田監督は心の中に白装束をまとい敵将と刺し違えるくらいの捨身の覚悟で予選に臨んだのだろう。命がけの背水の陣である。それが選手たち一人一人にも伝わって奇跡を呼んだのかもしれない。そして「一発かます」の言葉通りになった。

 今回の大会では強豪のフランスやイタリアなどが番狂わせの予選敗退を喫したり、大会用のボールにクセがあってキーパーの取りこぼしや確実と思われたシュートがはずれたり、ということがあったが、何と言っても、観客のブブゼラが特徴といってよいだろう。

 ブブゼラは民族楽器から派生したもの、という説があるようだが、ハッキリしない。笛のように音の高さを調整する穴はないし、トランペットのようにピストンがないので単音しか出ない。もっともトランペットの名手なら、唇の具合と息の吹き込み具合で倍音のド、ミ、ソ、ドの系列が出せるかもしれない。管の長さで音の高さが違うわけだが、複数のブブゼラが鳴っていると、微妙な周波数のズレで差の周波数成分の「うなり」が出るので、まるでハエの大群が飛び交っているような耳障りな音になるのである。

 かなり大きな音が出るので、試合にも影響が出る。審判のホイッスルや監督の指示が聞こえない、というようなことにもなる。また、近くで吹かれたら、耳を傷めて難聴になる心配もある。外国の放送局ではブルゼラの音域の音をカットして放送しているところもあるという。神経質人間から見ると、ブブゼラはどうもよろしくない存在である。

 TVニュースによれば、中国はブブゼラ特需に沸いているのだそうだ。零細な町工場が手作業で作っていて、いいお金になるのだそうだ。さすがコピー大国である。南アフリカに出回っているブブゼラの9割が中国製との話もある。

 先週日曜の夕方、近所でブブゼラの音がするようになった。どうやら同じ町内にあるサッカーショップが売り始めたらしい。正直言ってあまり流行ってほしくないものである。

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