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2010年7月 3日 (土)

神経質礼賛 562.失敗は成功のもと

 サッカーW杯で活躍した日本選手団が帰国した。一番つらかったのは延長でも勝負がつかずPK戦となり、PKをはずして日本の負けを決定付けてしまった駒野選手だったろう。その瞬間の場面は繰り返し繰り返しTV放映された。駒野選手は実はPKの名手(名足?)なのだそうで、公式戦で今まではずしたことはなかったという。W杯トーナメントという大一番の魔力だろうか。頭をかかえ、うつむいた駒野選手に一緒に戦った選手たちや岡田監督が駆け寄って来てみんなで慰めた。とても温かいものを感じさせるシーンだった。それでもその夜は一睡もできなかったという。帰国後のインタビューでは「仲間の励ましで帰ってくることができた」と語り、笑顔が見られた。大きなトラウマだろうけれど、これからの試合でも率先してPKを蹴り続けて、乗り越えてくれるだろうと思う。

 弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、であってどんな名人でもとんでもない失敗はありうる。将棋のプロがまさかの二歩だとか二手指しで反則負けを喫する椿事も年に一回くらいは起る。ましてや凡人の私はしょっちゅう失敗する。失敗を極度に恐れ、慎重な神経質人間でも、人間である以上、失敗はやらかすのだ。そこで「自分はダメだ」とクヨクヨ考え込みがちだが、考えていたってどうにもならない。失敗の原因を分析して、同じような場面を避けずにぶつかっていくしかないのだ。森田正馬先生の色紙に「不安心は用心の安心にして 失敗は改良の喜びなり」というものがある。不安はなくてはならないものだし、失敗は成功のもとである。

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コメント

>森田正馬先生の色紙に「不安心は用心の安心にして 失敗は改良の喜びなり」というものがある。

「とらわれる」ということが客観的に把握できた時に神経質人間は救われるのかもしれない。森田療法には恐怖突入という考え方があるが、くよくよと頭で考えていることと事実との相違に注目させる。思うに何を成功とし失敗と判断するのかも頭の作用である。頭脳優秀だからこそ悩むわけですが、そこに落とし穴があります。失敗する経験から学んで人間は成長し大きくなる。このたびの日本サッカーを考えると勝利以上の成功を修めたとも言えますね。

春之介 様

 コメントいただきありがとうございます。

 私のような神経質人間は失敗にこだわりがちです。おっしゃる通りで、ああしておけばよかった、などとクヨクヨ考えるのは神経質の無駄遣いで、失敗を戒めとして活かしていけば成長していくことができますね。

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