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2010年12月17日 (金)

神経質礼賛 616.花粉症にバナナ?

 今年の猛暑の影響で来年のスギ花粉の飛散量は今年の10倍という予測が出ている。ワープロで「ひさん」と打つとまず「悲惨」に変換されるのだが、花粉症持ちの私にとっては、文字通り涙目の悲惨量になりそうだ。

 1214日付の各紙に「バナナが花粉症に効く」という東京理科大の研究成果が紹介されていた。動物実験では1日に10gのバナナを与えたマウスは通常のエサを与えたマウスに比べて、アレルギーを起こす物質の量が半分以下で、花粉症などのアレルギーで増加する白血球中の好酸球の数も正常だったという。ちなみにマウスにとって10gのバナナは人間にとっては3-4本なのだそうだ。効果があったとしても毎食1本ずつバナナを食べるのはちょっと難しい。効果を示す成分の分析が期待される。

 花粉症に効果のある食品ということではお茶が注目されていて、カテキンの作用の一つに抗アレルギー効果があるという説がある。商品化されているものでは、甜茶ポリフェノールだとか緑茶の一品種「べにふうき」などがある。ヨーグルトが花粉症を軽減させるという説もある。さらには眉唾もののウワサとしては沖縄の泡盛が有効という話が流布しているけれども、これはアヤシイ。本当ならば酒好きの花粉症持ちにとっては嬉しい、そしておいしい話なのだが。

 抗アレルギー薬は次々と新薬が開発され、より眠気などの副作用が少ないものが出ているので、薬の内服と点鼻薬・点眼薬でしのいでいくことになる。レーザー手術も受けてみた(281)が、やはり効果は1-2年だった。手術後の一過性の激しい鼻汁・鼻出血・鼻閉のつらさを思い出すと再手術を受けようという気にはなれない。あとは、花粉の飛散量が多い時期は極力外出を控え、外出時にはマスクを着用し、家に入る時にはしっかり花粉を払い落とす、という神経質な対応で乗り切るしかなさそうである。

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コメント

先生こんにちは!先日はコメントへのお返事をありがとうございました。

花粉の量が10倍と聞いて、早くも気が滅入っています。私は夏頃にひどい蕁麻疹になり、その後に鼻炎がきて、昨日から再び蕁麻疹です。根本的な原因はよくわからないのですが・・・。年明け1月の末から花粉が飛び始めますよね。その頃までに体調を良くしておかないと、とんでもないことになりそうです。

手術の情報もありがとうございました。
内服薬と点眼薬そしてマスクで乗り切るしかなさそうですね。処方される薬の日数は定められているので、やはり病院に通う回数は多くなるしかないのでしょうか。

コメントいただきありがとうございます。

来年の花粉予測を見ると気が重くなりますね。早くも予期不安になっています(笑)。外来患者さんも花粉症持ちの方が増えていて、「ついでに花粉症の薬を出して下さい」と言われることがよくあります。ちなみに内服薬の処方限度は30日です。1月のうちから少しずつ花粉が飛び始めるため敏感な人は症状が出始めるということを耳鼻科の先生が言っておられました。早めに準備された方がよろしいかと思います。

お返事ありがとうございます!今朝は近くの内科を受診し、医師の先生に診察していただきました。先生もストレスの可能性を指摘されました。論文と就職活動が過度のストレスになっていることの自覚はあるので、年明けは、できるだけ早く新しい生活に切り替えたいなと思います。

「予期不安」もストレスの一因でしょうか。

森田先生やそのお弟子さんによる「ストレスによる蕁麻疹」についての記述はあるのでしょうか?神経質な人が蕁麻疹にかかる確率が高いという実感をされたことはありますか?勝手な質問で申し訳ありません。お返事は、お時間のある時で全くかまいません。

手持ちの皮膚科教科書(あまり新しくないですが)によれば、蕁麻疹の病因は

(1)Ⅰ型アレルギー(花粉症と同様)
(2)仮性アレルゲン(サバなどのヒスタミンを含む食品の摂取)
(3)物理的刺激
 (a)圧迫・摩擦
 (b)寒冷蕁麻疹
 (c)温熱蕁麻疹
 (d)日光蕁麻疹
(4)心因性
(5)コリン性蕁麻疹
 温熱・疲労・精神的緊張のようなストレスにより特に夕方に生ずる。激痒ある直径1cm以下の膨疹で発汗を伴う。比較的神経質な青年に多い
(6)接触蕁麻疹

となっており、(4)とか(5)はストレスが関与しています。
蕁麻疹以外の通常の湿疹やアトピー性皮膚炎でも、無意識に掻いてしまって増悪することから、精神状態が病状を左右することはよく言われています。

 ただ、ストレスをなくすことはできませんよね。働き詰め・勉強詰めでは息が詰まります。適度の「休符」も必要かと思います。上手に気分転換を図られたら、と思います。

レーザー手術のお話が読みたくて探しましたが、すぐには見つけ出せず、この辺かと開くたびに、面白い記事が出てきますので、自分はやっぱり「立派な神経質」かもと喜びましたです(笑)
怒り対策とか路上喫煙者とか、本当に宝の山です。出版なさったら救われる方も多いのではないでしょうか。
先週の日曜日に飼い猫を亡くしました。ガンと診断されていましたが、最近は症状が消えて、元気な様子でしたので、その急死は大変な驚きと悲しみでした。
その際、森田先生が息子さんを亡くされた時のお話を思い出し、悲しみをやりくりするのを放棄できました。今に生きる真のお知恵だと深く感謝しております。

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。
 過去記事へのリンクを張ればよいのですが、そこまで手が回らなくてすみません。だいぶ寄り道していただいたようですね。

 かわいがっていた猫が亡くなって、本当にガッカリされたことと思います。ペットが亡くなってから不眠や抑うつ気分が出たという人も時々外来にみえます。その人にとっては家族同然ですものね。愛猫・愛犬を悼み自分の気持ちを整理する「喪の仕事」が必要になるでしょう。

 森田先生のように愛する一人息子を亡くした時に、さめざめ泣いたかと思うと仕事に打ち込み、そしてまた泣いては仕事をする、というのはなかなか難しいことだと思います。

四分先生、暖かいお返事を有難うございます。
「散る桜 残る桜も 散る桜」

わたくしの悲しみも わが身一代の限りですねえ(しみじみ)

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