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2011年1月28日 (金)

神経質礼賛 629.薹

 たまたま外来患者さんが途切れた時に、外来担当の看護師さんから「これ、何て読むんでしょうねえ」と料理雑誌を見せられた。そのページのタイトルに「コマツナの薹料理」とある。ウーン・・・。何となくフキノトウの「トウ」ではないかと思ったが、確信が持てない。例によってわからないままにしておけない神経質ゆえ、こっそり国語辞典を引いてみる。あったあった。やはりトウだった。アブラナ、ホウレンソウ、フキ、ケシなどの花茎のことを薹というのだそうだ。「薹が立つ」と言う言葉がある。私がこの言葉を知ったのは高橋留美子さんの漫画「めぞん一刻」に出てくるセリフからである。婚期を逸した女性を揶揄して使われていたように思う。野菜が堅くなって、食べ頃を過ぎてしまうこと、転じて、人がその目的に最適の年齢を過ぎることを言う。

 堅い、と言えば、神経質性格にも独特の「堅さ」がある。人目を気にして強がって意地を張る。なかなか融通が利かない。それでいて小さなことにこだわってクヨクヨと悩む。一方、手堅い、口の堅いところは良いところで、軽はずみな行動や言動で失敗することは少ないし、大成功は少なくても着々と成果を挙げていくことができる。スロースターターでも一旦動き出せば長続きする。常人が見落とすようなことにも目配りが利く。本人は全然ダメだと思っていても、意外と周囲からは高く評価されているものだ。

 薹をおいしく食べられるかどうかは料理の腕次第ということであり、神経質性格を生かすか殺すかは本人の行動次第なのである。心配や不安はあっても、それはそのままにしてやるべきことをやっていけば道は開けてくる。

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コメント

はじめまして。
いつも楽しみに読ませていただいています。

神経質な性格に苦労することが多いのですが、このサイトに訪問すると元気がもらえます。

これからもよろしくお願いします。

森八様

 コメントいただきありがとうございます。

 神経質な性格で得をしているところも必ずあるはずです。大いに神経質を活かしていただければと思います。

 どうぞ、お気軽に御意見等お寄せ下さい。

おわびと訂正

 今日、実家に行った際、古いコミック本を処分しようと整理した時に「めぞん一刻」をパラパラ見たのですが、「トウがたつ」の記載箇所が見つかりませんでした。私の思い違いだったら申し訳ありません。
 なお、同じ高橋留美子さんの「うる星やつら」全34巻中の第6巻p.60に「トウがたっている」というセリフがありました。

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