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2011年1月 7日 (金)

神経質礼賛 623.手をつける

 新年になって一週間。元日に今年は○○しよう、と決意された方も多いかと思うが、一週間たって日常生活に戻ってどうでしょうか。思ったが吉日とは言うけれど考えただけではダメで、実行に向けて一歩踏み出したのが本当の元日である。あとは根気よく続けて行くだけのことだ。神経質人間は欲張り過ぎて大きな目標を立てがちである。そんな目標を立ててしまうと、なかなか手がつけられないものだ。私は最初から元日の決意はしないことにしている。

 正月休みが終わって職場に戻れば仕事がたまっている。主婦の方の場合は、しばらく掃除を休んでいるうちに室内の汚れが目に付き、ゴミがたまり、先送りした大きな洗濯物もたまっている。さあ、どうしようか、というこの頃ではないだろうか。

 森田正馬先生は、3ヵ月ほど熱海の旅館で過ごした後、家に戻って仕事が山のようにたまっている時に次のように言っておられた。

 仕上げという事を想像するから、おっくうになる。目先を取り片付けるから、手が出しにくくなる。ただ遊び半分の心持で、なんでも目先のものに手をつけ始めさえすれば、そこから自然に心の働きが開発して、まず分類が始まる。不用と必要との手紙・急ぐ返事・書くに時間を要するものなどが区別され、あるいは雑誌の如きは、目次を見て、参考の項目には、傍線を引き、精読を要するものは、まとめて後回しにするとかいう風である。

 こんな風で、相当大きな一仕事を、数日の後には、大概完全に仕上げてしまう。大事な仕事をなげやりにしたり忘れたりするような事はない。(白揚社:森田正馬全集第5p.628

 神経質人間の得意技で、手間の見積もりをし、処理スケジュールを考え、と構えてしまうと、かえってイヤになってなかなか手がつけられなくなる。とりあえず、目先のものに手をつけてみる。すると自然に心も流転して仕事が流れていくようになるものだ。

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