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2011年2月18日 (金)

神経質礼賛 636.がんになった時の心配

 2月12日付の毎日新聞に、がんになった場合に何が心配かなどといったアンケートについての記事があった。調査会社がインターネットで全国の成人男女1000人に行ったアンケートである。それによると、一番多かったのは「治療費(経済的負担)」で72.3%、次が「死」の55.5%、「痛み」が53.3%だったそうである。また、過半数の人は将来自分が、がんになる可能性を感じており、4割程度の人が「がんは治る病気である」と考えている、という結果だったという。

 がんの治療は日進月歩であり、体の負担が少なく後の生活に影響が少ない手術法が工夫されたり、より副作用の少ない抗がん剤が開発されたりしている。種々の先進医療も実用化されている。また、仮に進行がんだったとしても痛みをコントロールする治療法が定着し、がんはあっても仕事や家事や趣味で充実した生活が送れるようになってきた。10年前、20年前に比べたらQuality of Lifeはずいぶん向上したと言えるだろう。その反面、新しい治療法や治療薬は自己負担が多く、経済的な負担が問題となっている。

 今回のアンケートはインターネットによるものなので、回答者を寄せた人は、普段からインターネットをよく使い先進的で社会問題に関心を持っている人たちである可能性があるので、無作為抽出でのアンケートに比べたら偏りはあるかもしれない。しかし、長寿社会で誰もがいつかはがんになる時代となっているだけに、高額治療費の問題は早急に何とかしなくてはならないはずだ。また、がんにかかった人からすれば、やはり「死」への不安や「痛み」などの身体的苦痛に対する心配は、かなり大きいのではないかと思う。「痛み」は精神状態が大きく影響するものである。モルヒネを使った治療も有意義ではあるけれど、森田療法を応用した「生きがい療法」のように毎日の生活の中で少しでもできることをやっていくことで注意が自分の外に向かうようになると結果的に苦痛が軽減するということもある。

 誰の体内にもがん細胞はできている。がんにかかっていない人であっても、今のところ免疫システムが異常細胞の増殖を防いでいるだけのことである。がんを恐れる神経質人間としては、タバコの煙や多量飲酒などの危険因子を少しでも減らして、より健康な部分を保って老いていきたいものである。

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