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2011年5月16日 (月)

神経質礼賛 666.生肉による食中毒

 「焼肉酒家えびす」チェーンでユッケ(生牛肉)などを食べた客が病原性大腸菌O111による食中毒を起こし、4人が死亡した事件が話題になっている。安さをウリに急成長したチェーン店であるが、衛生面がずさんだったことが明らかになった。通常、生肉を出す場合、汚染されやすい表面をそぎ落とすトリミングという処理を行うのだそうだ。このチェーンではそれを怠ってそのまま使っていた。アルコール消毒したという説明もしているけれども表面にアルコールをかけた程度では殺菌できない。ちなみに飲兵衛の中には酒で胃の中を殺菌するから平気だと思い込んでいるオメデタイ人もいるが、もちろん迷信である。チェーン側では卸売業者がそのまま生食できると言ったからと言い、卸売業者はそうは言ってないと互いに責任をなすりつけあっている。

 この事件の報道で初めて知ったのだが、日本国内でそもそも生食用の牛肉というものは存在しないのだそうである。馬肉に関しては厳しい基準を満たしたものが生食用として流通しているが、牛肉でそれと同じことをやったら膨大なコストがかかってできないのだという。この事件以来、焼肉店ではユッケをメニューからはずし、スーパーでは牛肉のたたきの販売をやめるところが出ている。

 やはり生肉による食中毒は恐ろしい。ただでさえ腹が弱い私の場合、極力生肉は食べないことにしている。レバ刺しが目玉商品の居酒屋でもパスである。会社員時代、上司が鶏肉のコース料理をおごってくれた時には断りにくくて、鶏刺しを仕方なしに食べた。沖縄の病院に勤務していた時は、先輩医師に誘われて山羊料理の店で、山羊刺し、山羊睾丸の刺身をこれまた仕方なしに食べたが、小心者ゆえ、それから数日間は食中毒になるのではないかと戦々恐々だった。

 多分大丈夫だろう、と生食用でない肉を出していたら、いつかは食中毒事件を起こす。調理器具の衛生管理や調理法にも十分な注意が必要だ。神経質が足りないと客には迷惑をかけるし店も信用をなくして大損をする。店側も客側も肉の生食に関しては大いに神経質になった方がよい。

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