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2011年9月23日 (金)

神経質礼賛 708.帰宅困難

 一昨日の台風では首都圏を中心に帰宅困難となって苦労された方も多かったことと思う。

 いつも台風が近づいてくると、列車の運行が心配になる。火曜日が当直で、一昨日は午前が外来勤務だった。もう一晩当直勤務だったらよかったのだがうまくいかないものである。外来に立ち寄った製薬会社のプロパー(営業)さんが言うには「会社から昼で仕事を切り上げて帰宅するように、という連絡が入りました」とのこと。台風が近くに迫ってきているのでモタモタしていたら巻き込まれてしまう。幸い急ぎの仕事は片付いていたので午後の病棟の仕事は翌日に回すことにして、昼過ぎに駅へ向かった。ホームには強風が吹きつけている。新幹線ホーム下りの追越車線には通過するはずの列車が停車したままで、後から到着した「こだま」も先の運転の見込みが立たない様子だ。そこで在来線ホームに走り、各駅停車の列車に乗った。座席から運転席の窓が見えるが、風雨が強くて前方が見えにくい状態である。川も激しく増水している。途中で強風のためストップした箇所もあったものの、どうにか自宅がある街の駅まで動いてくれた。電車には早目に帰宅の途に着いたサラリーマンたちがいて、「これじゃあ危ないからラーメン屋で一杯やって台風が過ぎるのを待つか」「昼間からビールもいいですねえ」などと呑気なことを言っている人もいた。駅前のデパ地下から外に出ると風雨が激しく、30秒もしないうちに丈夫なはずの傘は「多発性骨折」を起こして使い物にならなくなった。カバンの中には非常用の使い捨てレインコートも用意していたのだが、もはやズブ濡れでどうにもならない。ここは神経質がイマイチ足りなかった。念のためレインコートを着た上で外に出るべきだった。建物の軒下を伝いながら懸命に走って何とか無事に帰宅できた。折れた骨がむき出しで危険な傘も持ち帰り、燃えないゴミの日に捨てやすいように処理した。

 この日、東京に行っていた子供は帰りの新幹線が品川でストップしてしまい、帰宅困難者の一人になってしまった。周辺のビジネスホテルに泊まろうとしたがどこも満室でアウト。ダメモトで以前に受験で泊まったことのある宿に行って聞いてみたら空きがあって泊まることができたという。

 台風は動きが予測できるので、最新情報を得ながらある程度対策の取りようがある。それでも、仕事の都合でどうしても休めなかったり帰宅が遅れたりして、帰宅困難者になる可能性がある。ましてや東日本大震災のような大地震はいつ起きるかわかったものではない。外出前には携帯電話をフル充電しておき、サバイバルのためのツールを用意し、帰宅困難になってしまった場合のシミュレーションをしておく必要があるだろう。これに関しては大いに神経質になった方がよい。

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コメント

ご本の中で四分先生の半生記のところは簡潔にまとめられていますが非情に内容が濃いです。
高田馬場までバスや徒歩で頻繁に通っていましたので、鶴巻町の荒涼感はハッキリと目に浮かびます。

下宿の奥さんの、‘あなたはこれで終わる人ではない’って素晴らしい言葉です。

お父様が厳しい病気をお持ちで、若い先生もさぞお辛かっただろうとお察ししました。

‘お前、いつ社長になったんだ!’は痛快でした。社会に出ると学生時代には見たこともない、とんでもないバカに遭遇もしますね(笑)

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。

 荒涼感・・・言い得て妙、ですね(笑)。当時は町工場と古い住宅が多い地区でした。大隈講堂には近いのに学生街らしさはありませんでした。私が住んでいた一帯は今ではマンションになっていて、下駄を履いて通った銭湯も消失しています。

 私のような臆病者・小心者でも「窮鼠猫を噛む」の体験が唯一の武勇伝です。

先生、おはようございます。 台風の威力は凄かったです。
私は午前の診察でしたので、何とか自宅に着き、外出を控えていました。とても不安でしたので猫を抱えていました。


軽い判断から帰宅困難になる方もいましたね。台風なのに遊びに行ったり想像のつかない行動には、びっくりします。


心配性の私は、自身を落ち着かせる事で一生懸命でした。
心の波と天候は荒れました(∋_∈)

ヒロマンマ様

 コメントいただきありがとうございます。

 ここ十何年かこんな台風の直撃はなくて本当にビックリしましたね。台風が近づいていても海で遊んでいて命を落とすような人もいます。大胆で鈍感力が強いと命がいくつあっても足りません。その点、心配性の神経質人間は、安全そのものです。神経質は身を守ります。

 「心の波」・・・気分もお天気のようなものです。大雨や嵐にさらされることはあっても時間が経てば必ず晴れてくるものです。調子が悪くてもあせらずに待っていれば、かならず気分も持ち直してきますよ。

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