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2011年9月 9日 (金)

神経質礼賛 704.とんぼ

 朝、駅横の駐車場でとんぼをよく見かけるようになった。まだ暑い8月の終わりごろからボチボチ姿を見せ始め、今は多くのとんぼたちが忙しく飛び回っている。近年は夏が長くなって心地よい春と秋が短くなってしまったけれども、とんぼはまぎれもない秋の使者である。

 とんぼは特異な能力を持っている。ヘリコプターのように空中で静止できる生物は他にはあまりないだろう。ハイテク技術が進んだ今日でも、ロボットトンボを作るのはまずムリだと思われる。そして、その動きは実に敏捷だ。子供の頃、蝉は網でよく捕まえたけれど、とんぼにはいつもすばやく逃げられた。とんぼの前で指をグルグル回すと捕まえやすいと言われていたが効果はなかった。私の周りでもとんぼをつかまえたという話はめったに聞かなかった。じっと止まっていても大きな眼で周囲をよく観察しているようだ。とんぼも神経質のお仲間なのかもしれない。

 秋にちなんだ童謡の名曲はいくつかあるが、とんぼを題材としたものに「赤とんぼ」(三木露風作詞 山田耕筰作曲)と「とんぼのめがね」(額賀誠志作詞 平井康三郎作曲)がある。入院患者さんたちの音楽クラブを担当していた際には季節にちなんだ歌をよく歌っていてこれらの歌も皆で歌った。どちらもとても短い歌だ。「赤とんぼ」は情景が頭に浮かんでくる、しみじみとした名曲だけれども、音域がちょっと広いので、年配の患者さんたちには少々歌いにくい。その点「とんぼのめがね」はきっちり1オクターブにおさまっていて歌いやすい。

 とんぼは西洋では不吉な虫と思われてきたそうだ。一方、日本では「勝ち虫」とされ、戦国時代の武士たちには好まれた。前にしか進まないことから、決して退却しない、という縁起をかついで武具や衣類の装飾に用いられたという。私たち神経質人間もとんぼにあやかって、自分の周囲をよく見つめ、身軽に行動し、必要な時には退却せずに恐怖突入していくことが大切だと思う。

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