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2011年11月14日 (月)

神経質礼賛 725.スティック型外用鎮痛剤は火気注意

 年齢とともに、肩こり・筋肉痛・関節痛に悩まされる人は多くなる。湿布タイプのパップ剤はよく用いられるが、膝関節のように貼りにくい部位はスティック型外用鎮痛剤が便利である。それに、パップ剤を貼ったり剥がして捨てたりする手間を考えると、スティック型を塗る方が手軽である。ところが、このスティック型外用鎮痛剤による火災事故が報告されたということだ。

勤務先の病院でもスチックゼノールAという製品を採用していて、入院患者さんたちが痛い時には自分で塗っている。添付文書には【取扱い上の注意】の中に「火気に近づけないこと」の一文が入っている。職員のミーティングの際、燃焼実験ということで、ライターの火を近づけると簡単に引火した(危険なので追実験はしないで下さい)。まるで料理屋さんで一人分の小鍋を温めるのに使われる固形燃料(メチルアルコールをゲル化剤で固めたもの)のようである。

勤務先の病院では、火災防止のため、閉鎖病棟の患者さんのライター個人持ちは禁止であり、ナースステーションの窓を開けてひも付きのライターでタバコに火をつけることになっている。そして喫煙室に行ってそこでタバコを吸うことになる。しかし、タバコの火でもスティック型外用鎮痛剤が発火する可能性がある。精神状態の悪い患者さんの場合、幻覚や妄想に支配されて予想しにくいような行動を取ることもありうるので、やはり注意が必要である。すでにこの鎮痛剤を個人持ちとしている患者さんは注意深く観察し、今後新たにこの鎮痛剤の個人持ちはやめることとなった。神経質過ぎると言われるかもしれないが、起りうることはいつかは起る。事故が起こってからでは遅い。神経質が命を守る。

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