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2011年12月23日 (金)

神経質礼賛 738.言いたいことは明日言え

 この諺は、言いたいことがあってもその場ですぐには言わずに、よく考えてから言った方が、失敗が避けられる、という意味である。英訳はThink twice before you speak.(話す前には二度考えよ)なのだそうだ。失言大臣や失言官僚にピッタリの言葉かもしれない。腹の立つことは明日言え、という類似した言葉もある。腹が立って感情に任せて相手を非難するような発言をすれば、相手だって黙っていないわけで、売り言葉に買い言葉、お互いに怒りの感情をぶつけあって収拾がつかなくなる。怒りが爆発しそうな時には森田正馬先生の言われた「感情の法則」を思い出してみよう。感情の嵐は時間とともに減衰していくので、ちょっとその場を離れて頭を冷やしてくれば、かなりおさまってきて、損なシナリオを演じることが防げるのである。

 ただし、対人恐怖の人の場合、逆に、言わなくてはならないことを先送りにして、言えないまま終わってしまうことがある。私にもずいぶん覚えがある。明日言うつもりがあさってになり、ついには言わないままになってしまうのだ。神経質人間は相手が自分をどう思うだろうかと考えすぎてしまうところがある。人前で話さなければならない、目上の人に話さなくてはならない、初めての人に電話しなくてはならない、といったことを嫌だなあと思うと尻込みしてしまう。一人相撲のようなもので、ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう、などといくら考えたって結論が出るはずがない。嫌であってもどうせいつかは言わなければならないことであれば、早く片付けるに限る。先送りしては、嫌な気分を長引かせるだけのことだ。心配性の神経質人間の場合、本人としてはすぐに言ったつもりでも、発言するまで十分に考えているから、そもそも失言は少ない。気が付いたら尻軽く行動し、必要なことは先送りせずに話す、それが神経質を生かす方法である。

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