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2012年2月20日 (月)

神経質礼賛 758.甘酒

 2月後半に入ってからもまだまだ寒い日が続いている。寒い季節の飲物といえばやはり甘酒だろう。冷えた体が芯から温まってくる。ことにおろしショウガが加えられていると一層体がポカポカになる。だから私はてっきり冬の飲み物とばかり思っていたが、夏バテ予防・暑気払いとして古くから飲まれていて、俳句の世界では夏の季語だと知った。

甘酒には麹から作るものと酒粕から作るものと2種類ある。有名な寺社の境内や甘味処で供されるのは麹から作られるもので、たいてい漬物が添えてあって、それをつまみながらいただく。それに対して家庭で手軽に味わえるのは酒粕から作る甘酒である。私の実家の近くには「忠正」の名で知られた吉屋酒造という江戸時代中期から続く造り酒屋があって、そこで買った酒粕はスーパーで売られているものよりもはるかに香りがよく、おいしい甘酒ができた。残念ながらこの酒造所は後継者難から廃業してしまった(394話)ので、今となっては懐かしい味を愉しむことはできない。跡地はステーキハウスのチェーン店となっている。

最近、女性たちの間で酒粕の美肌効果が注目され、酒粕化粧水・酒粕石鹸・酒粕パックなどが話題になって、ちょっとしたブームになっているそうである。酒粕を使った創作料理もよくTV番組で紹介されている。酒粕にはアミノ酸、食物繊維、ビタミンB群、ミネラルが豊富に含まれているし、加熱しなければ酵母も生きているからそのまま食べれば健康食である。ただし酒粕をそのまま食べた場合、アルコール分がビールの2倍近い約8%も含まれているため、「酒気帯び」状態になってしまうから注意が必要である。

先日、スーパーに甘酒ソフトキャンディというものがあったので買ってみた。北海道・網走の製菓会社で作っているもので、札幌の千歳鶴という酒造所の吟醸酒粕を使っているという。まろやかな甘さと懐かしい風味が口いっぱいに広がってきてちょっぴりシアワセな気分が味わえる。これで神経質も一休みである。

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コメント

先生、こんばんは。

私はあるお寺で甘酒づくりの手伝いをしていた時期があります。そこは小さな町寺ですが、比叡山延暦寺系の天台宗の寺で、檀家を持たず、住職は(たしか)1週間眠らず、飲まず、食わずの十万枚護摩修行をした、人々の悩み・相談はいつでも聞いてあげるという真面目な、有り難い寺です。年越しや他の行事ごとがあると御神酒や甘酒を参拝者に振舞うのですが、毎年12月30日は甘酒づくりの日で、私も3、4年手伝いました。先生がおっしゃるように麹から作り、そこはあまり薄めず濃厚な味わいが特徴で、「初詣はこれが楽しみでね~」と言う参拝者がたくさんいました。

 ショウガを加えて飲む、というのは初めて聞きました。温まりそうだし美味しそう!今度やってみます。私は冷え症で、今年は特にすごく、なんだかとても弱気になっちゃいます。試してみようっと。

 酒粕ブーム、我が家でも起こっています。76歳になる母が、「美肌になるらしい」と言いながら酒粕を薄めて飲んだり、料理に使ったりしています。母はペンの試し書きで「希望」と書くような人で、神経症とは全然無縁の人です(笑)!

teardrops様

 コメントいただきありがとうございます。

 それは立派なお寺ですね。本来、生きている人々の悩みを聞いて、それに応えるのがお寺なのではないでしょうか。葬式・法事の儀式を行うだけの寺ばかりでは、寺離れが起きてもおかしくありません。甘酒を作って参拝者に振舞ってくれるのもすばらしいことだと思います。

 お母様の情報アンテナ、大したものですね。ますますお元気で長生きされることでしょう。

 

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