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2012年4月 4日 (水)

神経質礼賛 772.N響アワー終了

 30年以上続いていたクラシック番組のN響アワー(NHK教育・日曜夜8時放送)がこの3月で終わりになった。歴代の司会者は作曲家の芥川也寸志・柴田南雄・なかにし礼・池辺晋一郎・西村朗、指揮者の岩城宏之、ピアニストの中村紘子、音楽学者の海老沢敏といった日本の音楽界を代表するようなメンバーだった。わかりやすい解説が添えられ、NHK交響楽団の演奏をじっくり楽しむ番組だった。

同じ時間帯の後続番組「ららら♪クラシック」を見てみた。第1回目はベルリンフィルのコンサートマスターになった樫本大進さんをゲストにしてオーケストラの裏側を見せてくれたり生演奏を披露してくれたりしていた。アップで写った樫本さんのヴァイオリンにはE線だけでなくA線にもアジャスター(調弦の際に音の高さを微調整する器具)が付いていたのは意外だった。神経質人間ゆえ、どうでもよいところに気が付いてしまう。民放のバラエティ番組風となり、気軽に楽しめてこれはこれでよい。クラシックファンでなくても飽きずに見ていられる番組になったと思う。ただ、これからは時間の長い交響曲は取り上げられなくなってしまうだろう。神経質作曲家のブルックナー(401)やマーラー(402)の交響曲が登場しなくなるのはちょっと寂しい。また、専門家の司会者による本格的な解説もなくなってしまうのは残念である。地方に住んでいるとなかなか生の演奏会に行く機会がないのでN響アワーはありがたい存在だった。BSではN響演奏会が放送されているようなので、これからはそちらもチェックしていくようにしようかと思う。

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コメント

こんにちは、たまに読ませていただいてます。

関係ないコメントして申し訳ないのですが、
現代では古典的な神経症は減って人格障害が増えてきていると聞きました。
しかし結局は同じ話で、「我執」が原因だと思うのですが、
医者様からの視点ではどうですか?
さらに、人格障害も根本は神経質だと思うのですが実際に患者の特徴を見てどうでしょうか?

 あなた様(できれば仮でもよいのでハンドルネームをお書きください)の言われる「人格障害」とは、アメリカ精神医学会の診断基準DSMや世界保健機関の診断基準ICDで定義されたpersonarity disorderのこととしてお答えします。

 上記の概念は種々雑多なものを含んでいます。例えば犯罪者の多くが含まれる反社会性人格障害がありますし、統合失調症の亜型とも考えられる統合失調型・統合失調質パーソナリティ障害もあります。また、人格未熟な演技性人格障害、自己愛性人格障害、さらに未熟な境界性人格障害もあります。これらと(森田)神経質は明らかに異なるものです。しかし、それらに比べて軽微とも言える回避性人格障害は対人恐怖の人で該当する人がいます。
 あなた様が「古典的な神経症が減っていて人格障害が増えている」というのは、大人の人格を持った森田神経質が減って、未熟なヒステリー傾向を持った神経症が増えているということかと思います。

 我執の心理は演技性・自己愛性人格障害の人だけでなく、神経質の人にも言えることです。しかし、「人格障害の根本は神経質」というお説は当たらないと思います。

 

回答ありがとうございます。精神科医の直接の回答が聞けてありがたいです。

境界性人格障害は神経質とは全然違うんですね。
やはりネットで人格障害の特徴を文字だけで見ても分からないものですね、てっきり神経質の延長にあるようなものだと思っていました。
患者を実際に見たら僕も納得いくかもしれませんね。

前記のような質問をしたのは、森田療法などの本を読んでいて、森田先生や鈴木先生の時代の対人恐怖などの例を読んでいても「対人緊張の症状のことは書いてあるけども、実際の具体的な人間関係がイメージできないなあ」と思っていたので、昔は本当に「症状だけ」が問題だったようなイメージを持ってたんです。
だからネットなどで現代の例を見ていると、現代の対人恐怖は、境界性人格障害の要素が大きいということなのかなあと勘違いしてました。
そうではなくて、神経質に関しては昔の対人恐怖も同じなんですね。現実的な描写はあまり著述されていないだけで。

ちなみに、神経質に関して西洋的なアプローチに関してはどうお考えですか?親子関係がどうのこうのいうやつです。

黒犬様

 境界性人格障害については133話(検索サイトで「神経質礼賛 133」をキーワードとして検索すればすぐに出ます)、自己愛性人格障害については80話に書いています。また、親子関係云々がアダルトチルドレン(AC)のことでしたら、369話に書いています。御一読いただけましたら幸いです。

 

はじめまして、神経質なアラフォー男子です。

N響アワーについて書かれていたのでコメントしたくなりました。

私は84年頃からN響アワーを見ていました。芥川さん、なかにしさん、木村東大名誉教授の三人の場面が記憶に残っています。

小6の清掃時に流れていた新世界からクラシックの世界に入りました。

N響アワーはFMと並んでクラシックの貴重な番組でした。小6以来、仕事や他の趣味で、途中見なくなった時期もありましたが、最終回は見ることができました。久しぶりに聴いたチャイコフスキーの5番は感動しました。また番組がなくなるのは寂しいです。

話は変わりますが、やはり小6の頃からクラシックを聴き出すというのは、神経質な人ならではですかね。

周りにはクラシック聴く人はほとんどいませんでした。当時は自分でも変わった趣味と思い、恥ずかしく思った記憶があります。

高校以降は開き直り、自分でもいい趣味だと思いますが、変わっているんでしょうか。

サンマル様

 コメントいただきありがとうございます。N響アワーが終わってしまったのは残念ですね。FMラジオ番組やN響アワーで知った曲も数多くあります。私はいろいろな分野の音楽を聴きますけれども、やはりクラシックが中心です。クラシックファンはどちらかと言えば完全欲が強い神経質な人が多いように思います。一生楽しめる趣味ですので、これからもどうぞお続け下さい。

 当ブログでも「音楽と神経質」について書いたことがあります(10話)。そして、作曲家シリーズも書きましたが、書籍化の段階ではボツになってしまいました(笑)。作曲家(特に近現代)には神経質だったり神経症症状に悩んだ人が数多くいます。御興味がありましたらのぞいてみてください。
136話 モーツアルト
137話 シューマン
138話 ショスタコービチ
156話 グリーグ
157話 シベリウス
307話 ラフマニノフ
309話 ムソルグスキー・ボロディン
374話 プッチーニ
398話 ヘンデル・ハイドン
401話 ブルックナー
402話 マーラー 
403話 ストラビンスキー
421話 ワーグナー
422話 チャイコフスキー


 

ご返答ありがとうございました。完全欲は確かに自分もあります。

それにしても、多くの作曲家もいろいろあったとは意外でした。

また、気になる日記があれば書き込みたいと思いますので、よろしくおねがいします。

サンマル様

 今日もN響アワーの後続番組「らららクラシック」をかけていました。ゲストはオーボエ奏者の茂木大輔さん。私は茂木さんの著書『オーケストラ楽器別人間学』(草思社)や中公文庫『オーケストラは素敵だ』『はみだしオケマン挑戦記』『オケマン都市交響詩』を持っています。木管楽器奏者特にオーボエ奏者は神経質が多いと思います。金管楽器はまた性格傾向が異なります。弦楽器ではヴァイオリン奏者は神経質(一部ヒステリー傾向?)。ヴィオラ→チェロ→コントラバスと低弦になるにつれおおらかな性格になってきます。

 また、何か気がつかれたことがありましたらコメントお願いいたします。

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