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2012年6月 4日 (月)

神経質礼賛 792.脱法ハーブ

 同僚の先生から、脱法ハーブを使用しているうちに幻覚妄想状態になって、家族に連れられて外来受診してきた人の話を聞いた。ついに田舎町でも、とその蔓延ぶりに驚く。覚醒剤や麻薬と同等あるいは類似成分ながら、法律による規制が追いつかないため、都市圏では店頭さらには自動販売機で堂々と販売されているのが現状である。ネットオークションにより地方にも脱法ハーブ汚染が拡がっているらしい。規制対象となったところで他にも似たようなものはいくらでもあるので、いたちごっこである。尿から覚醒剤成分が検出された人を警察が逮捕したら脱法ハーブが原因だったことがわかって釈放せざるを得ず、新聞には「誤認逮捕」と書かれた例もある。実におかしな話である。一昨日の新聞には、大阪で脱法ハーブを使用ながら車を運転していた男が歩道に乗り上げて通行人たちにけがをさせる事故を起こしたが、事故時の記憶がないという。このケースではどこまで法的責任を問えるのだろうか?

 薬物中毒の恐ろしいところは、たとえ使用を中止しても後遺症が残ることである。脱法ハーブ(販売側では遵法ハーブと呼んでいるらしい)は覚醒剤や麻薬と何ら変わりがない。興味本位から覚醒剤を使用しているうちに幻覚妄想状態になって、覚醒剤を止めても、もはや元には戻らないという人をよく見かける。「ヤクザに追われている」とか「殺される」といった幻覚妄想に苦しめられ続けることになるのだ。脱法ハーブでも同じことになるはずである。これから脱法ハーブによる犠牲者が急増するのではないかと心配である。

 神経質人間は薬局で売っている薬や医療機関の処方薬を飲むにも副作用を非常に心配する。だから、興味本位で覚醒剤や麻薬の同等品である脱法ハーブを使用する危険性は少ないと思われるが、用心するにこしたことはない。

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